MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

雪駄の効用〜足裏刺激は人間体を運動に見合う形へと活性化する〜

2019-04-19 12:56:54 | いのちの歴史・社会の歴史・精神の歴史
雪駄で歩いたり走ったりは何故に疲れないのか?

朝の通勤での約1時間の速歩き、軽い走り、靴であれば身体がまだ動いてくれない感覚がある。呼吸が軽く苦しい、肩や腰、上肢下肢とあちこちに違和感がある。

それに対して、雪駄では、足裏からの刺激、下肢の骨への一歩一歩の衝撃が気持ち良い、とともに靴と違って、息苦しさも無ければ全身のどこにも違和感がない。心地良く、いつまでも歩いていける、それ以上に走り出したくなる。

この違いは何なのか?

これは生理学的にいえば、足裏への刺激が交感神経への刺激となっての、運動に見合った形へと全身が整えられての、と思える。

ここを生命の歴史に尋ねれば、生命体が海から陸に上がって魚類から両生類、やがては哺乳類へと、陸上での激しい変化、そこでの運動に見合った形での進化を遂げていった、その一つに交感神経の発展があったが、それは外観の変化、それに伴う自身の運動、内界の変化に対応して運動する、出来るための働きである。

それゆえに、それは外界の変化を感じての変化であるだけに、足裏の感覚は外界の反映の大きな部分をしめるものであるだけに、足裏からの刺激がしっかりある雪駄で歩いたり走ったりが、その反映に見合う形で交感神経を介して運動器官も代謝器官も働かせられるので、歩いたり走ったりが楽である、心地良いという現実となって行くのである、と思える。

これはまた、足裏に内臓のツボがあると言われることの構造の一つではないのか、思える。
竹皮タイヤ底の雪駄の方が実用的ではあるが、畳表革底雪駄の方が歩いたり走ったりは心地良い、その感触は格別である。
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