MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

頸部痛、頭痛の事例〜コリを二重構造として捉えて の実践〜

2016-10-28 23:11:11 | 施術事例
頸部痛、頭痛を訴える患者に対しての手技(狭義の道具を使わない手技、、、以降、狭義の道具を使わない手技、指圧器は含む=手技、道具を使っての手技=鍼灸、吸玉等と表記する。)施術の事例。

数年前のオペ以来、頸部痛、頭痛が定期的に起こる。という訴えのある患者に対しての施術。痛みのある部位は「風池」、自身で痛む部位に指圧をすると軽減するが、治ってしまうことは無い。患側の「肩外愈」辺りに押さえると痛気持ちいい部位があり、そこを押さえても頭痛は少し楽になる。等々の訴え。

痛みを訴える部位を触ると健側と明らかに違う強い張り。「風池・天柱・肩外愈」」を中心に頸部、頭部の指圧。加えて、「風池・天柱・肩外愈」に関連する経絡、足の少陽胆経、足の太陽膀胱経、手の太陽小腸経の経絡上にコリを探して、その部位への指圧。

次の来院時、「先日の施術で翌朝ウソの様に首の痛みが取れた。が、数日してまた痛みが出そうなので、来院したら先生がいなくて他の先生にやってもらったら、また痛みが出て止まらない。」との訴え。

痛みの原因に自信の持てないままの手探りの施術であったので、「随分とハードルを上げられてしまった。」とプレッシャーを感じながら、効果があったというので前回と同様の施術を行う。自身の手ごたえとしても施術直後の患部の状態としても、今一つであったが、触りすぎは逆効果と考え、十数分の施術で終える。

次の来院時、「全身がすごく軽く、楽になったが、首の痛みだけが残っている。」との訴え。宮川先生のセミナーを受けた翌日であったので、コリの二重構造を踏まえて、前回と同様の施術。

次の来院時、「本当にウソの様に頭痛が治った。先生のおかげです。」の発言。一安心とともにコリを二重構造として捉えることの意義、必要性実感した。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 取穴実技(四限目)〜胃経、脾経〜 | トップ | 断食〜日本人にとっての自然... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。