MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

「救心」を試す(増補)〜和漢方薬に視る東洋医学とは何か〜

2017-10-14 23:08:57 | 漢方薬、食
救心を試した。その効果に驚かされるとともに東洋医学と西洋医学の違いということの自身のイメージがそれなりに、と思えた。

鍼灸学校入学以来、日常的な睡眠不足があるのでそれを整える方法の一つとして漢方薬、和漢方薬等をあれこれ試している、またこのことは東洋医学を学ぶのに鍼灸の学びだけでは不足であろうとの思いからも、である。

そのなかで、先日試した「牛黄」の効果を実感したことから、牛黄を使った(和)漢方薬について調べ、試している。具体的には救心、感應丸、樋屋奇応丸等、今試しているのは救心

その効果、端的には疲れを取り元気にしてくれるというもので、具体的には、寝不足が続くとつらくなる駅からの坂が一気に駆け上がれ?たり、寝起きの疲労感を感じなくなった等である。

その効能としてされているものは、動悸、息切れ等であり、西洋医学的(薬学的?)には強心剤ということなのだが、東洋医学的には気血をめぐらせてくれる薬であり、それはとりもなおさず体調を整えてくれる薬ということである、と思う。

これは、西洋医学的に一般的には、薬というものは、ある何かを治す為のそれに直接的に作用するもの、作用させようとするものである、のに対して東洋医学的に一般的には、薬というものは、ある何かを治す為のそれに直接的に作用する、させようとするものもあるが、それよりも、身体の調子を整えることで、例えば気血をめぐらせることで、媒介的にあれもこれも治していこうとするのがその特徴であるのだと思える。(これは別の観点からは、東洋医学を創出し発展させた中国や日本の時代・社会は西洋ほどの科学・技術の発展が無かったがゆえに、心臓病の薬、肝臓病の薬……というように、薬(治療)が個別化、特殊化し得なかったということでもあるのだと思う。)

そう考えると、南郷先生の説かれた「学問と宗教の歴史的一般性」からイメージした「西洋医学と東洋医学」ということが……。

これは武道の上達・指導に例えるならば、技のレベルアップを図ることによる上達・指導(西洋医学的)と技を構成?する技の実態である人間体のレベルアップを図ることによる上達・指導(東洋医学的)の違い、では無いのかと思える。
小さな丸薬なのだが、わずか2粒で、劇的な効果があった(自身には)。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『科学的看護論 第3版』を読... | トップ | 電気治療について(増補)〜治... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。