寒波降雪に思うこと〜世界は弁証法性を持つのだから……〜

今朝の寒さに、世界の弁証法性を思う。

昨日からの寒波で今朝は雪が舞い、息をするのも苦しいほどの厳しい寒さであった。駅への道筋の風景も雪化粧で少し前とは別世界であったし、秋の風景、夏の風景、春の風景……と思いが浮かんでは消え、あるいは重なってしていくと、世界は運動、変化、発展していっているのだと、世界の弁証法性が実感される。

さて、そのような思いへと成っていくと、日々考え続けている様々な物事が違って見えてくることになっていく。例えば、近頃よくテレビ等で話題になるダイエットの問題、自身ではあまりテレビを見ないのだが「耳鍼の減量効果」ということが卒業研究の課題であるということもあって「ダイエット」とあると参考になることもあるかと思ってなるべく見るのだが、そこではタレントが様々なダイエット方法で見事に1〜2週間で5％とか10%も減量して見せてくれる、が、世界は弁証法性を持っているとの像から視ると、そのダイエット方法の検証のしかたのおかしさを感じることとなっていく。

例えば、〇〇を食べ続けたら二週間で〇〇kg痩せた、との類がそうである。これは以前にも論じたことであるが、これなどは世界の弁証法性の無視の以外の何者でもないと、今朝の厳しい寒さに……思えた。