MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

第3回合同模擬試験終了(増補)〜東洋医学系問題の難しさ〜

2017-10-25 08:15:15 | 鍼灸学校での学び・国試勉強・受験勉強
第3回合同模試の午後の部が今夜行われた。東洋医学系問題の難しさに......。

先日の台風で午前の部だけ行われた第3回合同模試の午後の部の分の試験が今夜行われた。

内容は、リハビリ、東洋医学概論、経絡経穴、東洋医学臨床論、はり理論、きゅう理論であった。

今回は、台風の影響で午後の部が延期されたので、その分、少しは真面目に試験勉強を行ったのだが、前半の解剖、生理、病理学、臨床医学総論、臨床医学各論に比べて出来が悪かった。

理由は、一言でいってしまえば勉強不足なのだが、より構造的には、東洋医学に関わる問題が一捻りしてあって?知っていたことも、分からないということになっていってしまった。

例えば

問題55 勃起障害(ED)に対し、流注を踏まえて施術する場合、最も適切な経脈はどれか。
1、足の太陽経
2、足の厥陰経
3、足の太陰経
4、足の少陽経


という問題。うっかりと勃起障害ということから、陰部神経=仙骨と考え、仙骨を流れる経脈、1、足の太陽(膀胱)経を選んでしまったのだが、『霊枢 経脈篇』の足の厥陰の脈の流注は陰器を流れる(近々、経脈については書くつもりなので詳細はそこ時に......)ので、正解は2、足の厥陰(肝)経。

この問題は、「足の厥陰肝経と陰嚢(=陰器)との関連性」としては、過去問でチェックしていただけに......。

東洋医学の学びとともに、知っていれば解ける?解剖、生理等の一層の学びの必要性を感じた。

経脈の流注と病症(是動病と所生病)については、『旧版 東洋医学概論』ではそれなりに取り上げている。(国試的には、これで充分かと思える)

また、東洋医学の全体像を描くために、とおすすめしている『よくわかる黄帝内経 の基本としくみ』(左合昌美著 秀和システム)では、流注と是動病、所生病をまとめ、それを古来からの臨床経験に基づいた部分と後世の理論、空理空論?に合わせての作文とに分ける形での解説が付されいるので、興味のある方は......)

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