宮田和宏氏の著作、『新編真訳 五輪書−兵法二天一流真諦−』(文芸社)を読み返すと、古典の学び、観念論的理論体系の学びはかくあるべし、の見本、お手本と思える。
自身でも、古典や観念論的理論体系を学ぶのに、その時代性ゆえの、観念論的ゆえの足らざるを批判して、「これはダメだなあ」としてしまうのでは無しに、「その足らざるを補って!」で無ければとの思いはあったのだけれども、宮田和宏氏の著作を読むと、自身のはまだ不足であった、単なる知識であった、との反省の念がわき起こる。
端的には、相手に対しての敬慕の念が欠けている、と。
自身で言えば、アリストテレスに学ぶ時のが如くの、謙虚さと敬慕の念を持っての、東洋医学・鍼灸の学び、論じるで無ければ、と思う。
新たな気持ちで!と思う。