バーミキュラ無水調理鍋は善いことばかりなのか？〜バーミキュラを陰陽論で捉える〜

バーミキュラ無水調理鍋は善いことばかりなのだろうか？悪いこと、短所は存在しないのだろうか？

『逆転人生』(NHK)を観ることで、「素晴らしい鍋！実用的のみならず、その思想性も！」との思いになっていって購入したバーミキュラ無水調理鍋、実際に使って調理してみて、その善さ実感している。

また、マスコミやネットでも、バーミキュラ無水調理鍋を手放しで褒めているのがほとんどである。

しかしながら、バーミキュラ無水調理鍋を陰陽論(二重性で)で捉えるならば、善いは悪いとの、長所は短所とのセットで(統一で)当然に捉えることとなる筈である。

それゆえに、自身ではバーミキュラ無水調理鍋の良さを実感してはいるものの、マスコミやネットでバーミキュラの良いところばかりが取り上げられると、違和感とともに「？」、「ちょっと待てよ」との思いへとなっていってしまう。

それゆえ、長所は嫌という程にあちこちで説かれているので、バーミキュラ無水調理鍋の短所について以下考えて見たい。

まず、何よりも価格が絶対的に高い。(コストパフォーマンスという意味ではまた別であると思うが)

見た目のデザインも好き嫌いが分かれると思う。(自身は、ル・クルーゼの色と形も良いなあと思える)

重い。(これは他のホーロー鍋も同様かと思うが、22cmあたりだと、女性が片手では厳しそうである)

口の部分が錆びる。(防ぐために油を塗ってやる必要がある)

使いかたにコツがあり、それになれなければならない。

乱暴に扱うとホーローが割れたり欠けたりする。(ステンレスや鉄、銅の鍋よりも丁寧な扱いが必要)

無水調理の栄養価のデータが無い。(自身の常識では、野菜を最初から弱火でゆっくりと加熱すると、野菜の酵素の働きでさまざまな栄養素が壊される、と思えるのだが、無水調理は良い、美味しい、水を使わないから栄養素が損なわれない、と良いこと尽くめの様に言われるばかりで、客観的なデータが無い=自身の調べた範囲では見つからなかった)

以上、思いつくままに短所と思えることをあげたが、本来ならばこれら短所、悪いことを長所、善いこととの統一(=陰陽論)で捉えて、その上で、「それでもやっぱりバーミキュラが！」とならねばならない、と思う。

(以上の如くに陰陽論を述べると、陰陽は善いと悪いとでは無い、との反論があるかもしれない。

しかしながら、弁証法の世界では、対立物の統一には敵対的と非敵対的との二重性があるのは常識である。

それゆえ、陰陽論とて非敵対的ばかりを取り上げて、敵対的な陰陽=善悪を否定するのでは......)
レシピブックにあった「鶏、キャベツ、シメジ」の無水調理を行なった。

「世界最高を！」との志を感じつつの調理は、自身には価値ある時間であった。それゆえに......。

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バーミキュラのデザインが悪いとは思わないが、ル・クルーゼやストウブも魅力的である。かつそれらの価格は2/3〜場合によっては1/2以下であるから、一般的には悩むところではあると......。