東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

腰痛治療の実際〜陰陽論は治療実践の導きの灯火となる〜

2017-09-27 20:16:58 | 施術事例
腰痛治療を行った。陰陽論の意義を実感出来た、との思いする。

昨日、職場の同僚の腰痛に対して鍼治療を行った。当初は指圧での治療を行ったのであるが、時間も仕事中の空き時間で5分くらいしか取れなかったこともあり、なおかつ体格差も大きかったので(自身の170cm80kgに対して相手は186cm100kgの巨漢であったので……)、楽にはなったようであるがしっかりと痛みが取れるところまでは行かなかったので、仕事終わりに鍼を4本、5〜6分置鍼した。それで、同僚の腰痛は、僅かに残る程度まで取れた。

(結果として、今朝はすっかり楽になったとのことであったので昨日の治療で十分であったのだとは思うが)治療後に思ったことは自身の鍼の打ち方が不十分であったからであり、対象の構造に見合った鍼の打ち方が出来れば……であった。

ではどうすれば良かったのか?と考えたときに思い浮かんだのが、陰陽論であった。アバウトに自身のアタマの中を述べるならば、「今日の自身の鍼の選穴は、症状からの、その大元となる穴と症状のある部位の穴とを対立物として捉えての、であったのだが、それで症状が取り切れないということは、まだ不足であるということなのだが、これが自身の指圧での治療と考えると、また違った選穴?を行なっている。それは、症状の強い、痛み張りのある部位の逆の側に治療穴を探してのその部位の動きの悪さが=虚していることが、反対側の症状=実を生じさせているのでは無いのか?と表裏、陰陽と捉えてのであるのに……」というものである。

この自身のアタマの中を客観視すると、自身の指圧での選穴のあり方というのは、陰陽論に導かれての、であると思え、陰陽論の実践的意義というもののイメージが描けた、との思いがする。




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