MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

大腸兪、関元兪、八髎穴、腰癒、腰陽関、命門への鍼灸〜特殊的治療と一般的治療〜

2015-11-08 15:56:04 | 鍼灸術・手技療法術
 鍼灸実技の授業で、鍼灸治療を受けた。治療の二重性の大事性実感した。

 昨日の鍼灸実技、後期始まってからの鍼灸実技の復習をかねて、実技の時間にペアになっている学生同士でお互いの悪いところを治療する。というものであった。

 自身は、右腰の古傷の治療として、腰仙骨部に鍼灸行ってもらった。具体的には、左右の大腸兪、右の関元兪、加えて八髎穴への鍼、それらを置鍼したままの腰兪、腰陽関、命門への(八分)灸を行ってもらった。

 学生同士の施術・治療であるから、鍼が上手く刺せなかったり、経穴に打てなかったりであり、施術直後の効果の実感としては、「なんとなく楽かな?」というレベルでしかなかった。

 しかし、である。今朝、5時前に腰の違和感?で目覚め、古傷のある部分を伸ばすようにストレッチをし、矯正を行ったところ、整復音、整復感があり、それだけでなく、腰、仙骨部全体が緩んで柔軟性を持っているように感じた。
 せっかくであるので、指圧器(中山式)を使って、腰仙骨部に指圧を行ったところ、指圧自体の効いている感とともに、腰の古傷となっている部位が緩んでいく感覚あり、それとともに呼吸が非常に楽になっていく感覚があった。昨日の治療効果なのだと思う。

 これには二重性があると思える。一つは、鍼灸というものは、鍼や灸自体が治療の実力があり少々下手であっても、鍼は刺しさえすれば、灸は火をつけさえすれば効くもの。これが狭義の手技との大きな違いである。例えば、刀術の素人であっても刀で人が斬れる様にである。ということである思う。
 
 もう一つは、今春の鍼灸学校入学以来、生活の整えが難しい条件が重なっているので、逆に意識的に生活を整えて行った結果、自身の体調の整えがある程度出来ているから。だと思う。(昨日に限っては、それに加えて、スリランカカレーの薬膳的効果があった。言ってみれば、鍼灸と漢方の合わせ技でもあったのだとも思う。)

 これは、瀬江先生が「学城13号」、の「医学原論」講義(11)で説いてくださっている、特殊的治療と一般的治療の問題であると思う。
 鍼灸治療ということで言えば、鍼灸が効くには、鍼灸が効く身体の状態にしてやる必要がある。ということであり、昨日は偶然にも?そういう状態での鍼灸治療であったので、学生の素人的鍼灸治療も効果を発揮し得たのだと思う。
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