15/04/30 06:30
端的には、世界観の問題です。自身の立つ世界観(唯物論)と鍼灸・東洋医学の立つ世界観(観念論)とは正反対のものですので、それを如何に学ぶかということは大問題である筈です。少なくとも自身にとっては大問題でしたし、これからもしっかりと問題にしていかねばならないとの思いあります。
また、そこを無視ないし等閑視してスタートしてしまうのでは、鍼灸・東洋医学は科学とは相容れないとなってしまったり、鍼灸・東洋医学の理論的な部分は迷信だからと産湯とともに赤子も捨て去るの愚を犯してしまうのではと思えます。
まずは、大まかにでも、鍼灸・東洋医学を如何に学ぶべきかを説(解)くことで、本ブログをスタートさせたいと思います。
自身でいきなりハードルを上げてしまった観ありますが・・・・・。
【これはブログ開設当時、ほぼ最初の記事。
当時は、観念論の体系・大系であるだろう東洋医学=鍼灸に挑むにあたって、観念論に絡め取られたらどうしよう?との恐怖心と入学面接時に、面接教員にきっぱりと「鍼灸と科学とは相容れない!」と、自身の学びの方向性を否定されたことへの反発・負けじ魂との、複雑な感情が入り混じった思いを持ってのスタートでした。
「学の出立時に必須のこと」と南郷先生の言われる「唯物論の把持」ということを念頭に置いての、そこをしっかりと把持していくこと(信仰レベルで)に頼るしか、自身の不安心を、なんとも出来ない。持て余してしまっている。というのが、当時の正直なところでした。
結果として、10年程で、それなりの自身の治療体系を把持出来そうなところまで来ていると考えると、良いスタートであったのか、と現在は思えています。】