将棋対戦アプリ〜将棋に闘いの一般性を視る〜

久しぶりに将棋を指した。この歳になってやっと将棋の面白さが分かった。と思える。

若くして亡くなられた天才とも言われる棋士村山聖氏の伝記的作品である『聖の青春』(大崎善生作 講談社文庫)を読んで、高校生以来、本当に久しぶりに将棋を指した。(タブレット端末での将棋対戦アプリでであるが)

若い時に真面目に学んだものは幾つになっても幾らかの実力が残っているようで、四十年ぶりぐらいの将棋であったが、勝ったり負けたりでアプリ上の初段クラスの方ともそこそこの将棋を指すことが出来た。

何よりも面白かったのが、若いころには見えなかった対戦相手のココロの動きを視ることが出来、「将棋はココロの勝負」ということを実感出来たことである。とともに将棋の面白さ初めて分かった。と思える。

また、『武道空手學 概論 〔新世紀編〕』で説いて(解いて)いただいている、「武道における「隙」」つまり「闘うことに必須なことをまともに行えば負けることはない」ということを、我が身で実感出来たこと。想定外のことではあったが、自身の『武道空手學 概論〔新世紀編〕』の理解の大いなる助けになった。と思える。(自身の武道の実力はココロの勝負のレベルには無かったので、武道の事実としては『武道空手學 概論〔新世紀編〕』で説いて(解いて)いただいていること、実感レベルでは分かり難かった。)