MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

解剖見学実習について〜生理とともに解剖を学ぶ意義〜

2017-05-22 08:53:28 | 鍼灸学校での学び・国試勉強・受験勉強
解剖見学実習に参加した。目に見えるものの学び、ということの大事性、実感された。

昨日は、鍼灸学校入学以来、二度目の解剖見学実習であった。今回は、自身の手技の施術部位の内部の構造を実際に、との思いでの解剖見学実習であった。詳細は省くが、実際に自身の五感で、目に見る、手で触るして、学ぶことが自身の解剖の理解のみならず、生理の理解をも深めてくれた、との思いがする。

身体のはたらき(=生理)という目に見えないものは、目に見える身体のしくみ(=解剖)あってこそのものである、機能と実体は直接的同一性であると、目に見えるものの学びの大事性、重みが実感された。

これは、精神の歴史に尋ねれば、機能と実体は直接的同一性を持つものであるから、機能の無い実体は無いし、実体の無い機能は無いということだけでは無しに、まず目に見えるものの究明があっての目に見えないものの究明であるし、古代ギリシャの哲学者達が、あの二千数百年前の人であるとはとても思えない恐ろしいほどの哲学力?を持つアリストテレスですらが、論理という目に見えないものを分かろうとして分かり得ないで悪戦苦闘したということを考えて(思って?)見ても……目に見えるものの学びから目に見えないものの学びへとが、正統なる学びのありかた、個体発生は系統発生を繰り返す、であると思える。

今回の解剖見学実習、いろんな意味で自身の認識を深めてくれるものであったと思える。このような機会を与えてくださった白菊会会員の皆様とそのご家族には心からの感謝の気持ちでいっぱいである。そのご遺志に応えるためにも、鍼灸の、手技療法の学びに全力を尽くしていきたい。

また、解剖見学実習にさきだって、医療人となっていく我々にとっての情熱とプライドの大事性、必須性を情熱とプライドを持って説くことで、我々の学びを鼓舞してくださったY教授のご講義、にも応える今後の鍼灸の、手技療法の学びでなければ!との決意でいる。
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