東洋医学の実践的理論研究~人間が病むということの過程的構造からの東洋医学的治療論の研究~

人間が病むということの過程的像から、鍼灸等の問題を説いてみたいと思います。よろしくお願いいたします。

共同運動とは〜人間体の実態について〜

2016-11-29 19:20:04 | 日記
共同運動について学んだ。それは人間体の実態がサル体であるがゆえの運動形態では、と思えた。

リハビリの授業で、共同運動について学んだ。共同運動とは、脳卒中後の回復過程に現れる運動のあり方で、具体的には、「上肢の屈曲共同運動」(肩甲部:挙上、後方。肩関節:屈曲、外転、外旋。肘関節:屈曲。前腕:回外。手関節:尺屈、掌屈。)「上肢の伸展共同運動」(肩甲部:前方押出。肩関節:伸展、内転、内旋。肘関節:伸展。前腕:回内。)「下肢の屈曲共同運動」(股関節:屈曲、外転、外旋。膝関節:屈曲。足関節:内反、背屈。)「下肢の伸展共同運動」(股関節:伸展、内転、内旋。膝関節:伸展。足関節:内反、底屈。)という運動のあり方が共同運動という形で脳卒中の回復過程の一時期に現れるということ、である。

本日、小テストがあり、上記の共同運動を覚える必要があったので、自身の手足を実際に動かして覚えていたのであるが、繰り返すうちに、「?」との思いとなり、そういう問いかけで手足を動かし続けるうちに、「!?」との思いとなっていって、ついには、「!!!」となっていった。

その「?」「!?」「!!!」の中身は端的には、「この足の屈曲と伸展の形って、木登りの時の下肢の動きだよな」「これはサルの木に登る運動のあり方そのものでは無いのか。」「脳卒中で頭細胞の統括の実力が低下したがゆえに、人間体の実態であるサル体の運動形態が現象しているのが、共同運動というものなのでは無いか。」というものであった。

そう考えると、共同運動について、リハビリテーション医学で取り扱う事実について、興味津津となっていく、とともに人間について考えるときに、常に<生命の歴史>が、その導きの灯となってくれるのでは、と思えた。

以上のことは、リハビリテーション医学の小テストのテスト勉強中の単なる思いつきでしか無く、決してそれ以上のものでは無いのだが、実際に木登りというものをしっかりと経験したかたならば……。

本日、書店で脳卒中リハビリテーションについての本、何冊かにザッと眼を通した。共同運動について、原始的な運動の発現、との記述があった。自身の思いつき、あながち的はずれでは無いのかと思えた。
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