MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・睡眠に関わる問題等を論理的に説きます。

(加筆)人間はいかに運動すべきか?(序論)〜四足体と二足体の乖離という問題〜

2024-12-12 21:09:00 | 食・運動・睡眠は如何にあるべきか
 「人間はいかに運動すべきか ?」は(「人間は何を食べるべきか?」とともに)、自身の幼少の頃よりの知りたい、わかりたいことであった。(「人間にとっての睡眠とは何か?」ということは、当時は問題にもならなかった。なぜならば、子供にとっては、夜になれば眠くなり眠り、気づけば朝というのが当たり前のことであったので、それに問題意識を持つことはなかった。そのことが問題となるのは、中年以降のことであった。

 また、この幼少の頃よりというのに、大多数の方が、本当か?相当盛ってるな!?等の受け止めをされると思う。しかしながら、1歳半で気管支炎で半年間の入院以降、喘息に悩まされ続けた結果として、自身の虚弱さ、運動能力の無さに泣かされ、また周囲からあれが身体に良いこれが喘息に良い、とあれこれ食べることを勧められ、の毎日であったので、運動能力への憧れと身体に良い食べ物への思いは、常に持ち続けての、幼少の頃であった。そして三つ子の魂百までの諺通り、今に至るも......である。)

 そして、そのことを知るために、あれこれ調べたり、実践したりはするものの、それが正解であるかどうか、ということもわからないままの月日が過ぎて行って、そのことに最初にしっかりと答えを与えてくれたのが、中学生時代に出会った『武道の理論』(南郷継正著 三一書房刊)であった。

 そこから何十年もかけての実践とともにの学びがあり......結果として、<生命の歴史>の学びと自身を実験体としての実践によって、ようやくにそのことが分かっていくこととなった。と自身では思っていた。

 しかしながら、である。数年前に、膝を痛めて以来、そこに20代の武道修業によっての古傷も一緒になって、鍼灸等によって治療し、回復はするものの、真面目に武術修業を再開すると、膝や腰等が痛んで、そこからまた武術修業を休んで、治療に専念して、ということを繰り返して、最後には、「人生50年の時代ならば、もう生きてはいない年齢だもんなあ^^;」と、半ば諦めの境地で、それでも諦めきれない思いでいたのが、今春であった。

 その時に、偶然にも「股関節重心」(姿勢矯正トレーナーレグルス)の動画との出会いがあった。

 そこから、「自身の求めていたものはこれだ!」との一目惚れ的な思いとなっての、それを<生命の歴史>として捉え返していっての(それゆえに、本家「股関節重心」と自身の「股関節重心」とは、理論的部分はもちろん、その形式も、おそらくは随分と違うものと思える。)、「股関節重心」の実践かつ武術(とスポーツ)修業の再開に加えて、そのことを自身の鍼灸施術の一般的治療と位置づけての、であるのだが、それ以来、一度の膝の痛みもなく(多い時期には、朝に1時間余の山を走る。昼に1時間余の木登り等の河原での鍛錬。夜には棒術あるいはバドミントンを2時間弱。の運動を行っても)、今年も終わろうとしている。

 それゆえに、今、漸くに、「人間は如何に運動すべきか?」が分かった。との思いでいる。

 また、鍼灸の施術においても、これまでお手上げであった、膝痛に対しての治療が、標治= 対症療法ではなしに、本治= 根本療法として行えるようになるとともに、それが汎ゆる病に対して、と思えている。

 では自身の、謂わば、二天流「股関節重心」とは何なのか ? といえば、それは端的には、四足体と二足体の矛盾を解決してくれるもの、あるいはそれをつなげてくれるものである。ととらえている。

 教科書的な進化の知識としては、四足の哺乳類がサルにまで進化していって、木から降りて二足で歩いて人間になった、のであり、我々は二足で歩くことを通常としているということからも、二足で歩くことは、当たり前としてしまいがちなものである。

 しかし、である。年齢を重ねて膝の故障や痛み、やがては膝に変形という現実を持つようになると、二足で立つ・歩くということが当たり前のことではないということに気づかされる。

 あるいは赤ん坊のハイハイから立つ、立つから歩くという過程の、赤ん坊の必死の努力を見るならば、立って歩くということは、本当は大変なこと・凄いこと、との思いとなる筈である。

 端的には、人間の体は、ほぼサルの体であり、いわばそれを流用してのであるから、別言するならば、四足体で無理やり立って歩いている二足体であるからの、大変なこと、凄いことなのである。

 別言すれば、四足と二足には大きな乖離があり(二足で常に行動する、できるのは多くの哺乳類の中で人間のみである。)そこをつなぐ、何かがなければ四足から二足へとはなっていけないのである。

 そして、それがサルの木登り・木降り、からの、かつ樹上生活(最初の霊長類の誕生は7,000万年前と言われている)からの、木から降りていっての過程で、何百万年かをかけて進化した=誕生させた「股関節重心」と「股関節重心」での立つ・歩くを可能とする身体の構造(骨盤・足のアーチ・第三腓骨筋等々)なのである。それゆえの、「股関節重心」ということの大事性である。と自身では捉えている。

(読み返すと、かなりグダグダな部分もあるけれども、今の実力はそんなものとも思える。おりを見て加筆・改訂していきたいと思う。)

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