MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

手根・足根針について〜護身術的鍼術〜

2017-07-05 17:18:30 | 鍼灸術・手技療法術
手根・足根針を試した。まさに鍼術における護身術と思える。

昨日の『鍼灸特殊治療法』で紹介されていた「手根・足根針」を、坐骨神経痛と夜間頻尿に対して試した。『鍼灸特殊治療法』に記載されている「刺鍼部位と治療部位の図」と「主治の一覧表」を参考にして、経穴で言えば、太陽膀胱経・跗陽と少陰腎経・復溜へ中国針(22番寸6)で横刺1寸5分、30分の置鍼を行なった。

結果、患者の自己申告であるが、1回の施術で坐骨神経痛の軽減、夜間頻尿が止まり夜間1回の排尿へ、と劇的な効果が見られた。

詳細にはもう少し「手根・足根針」について学びかつ実践を持ってと思うが、手首・足首周りに僅か1〜2本の鍼を打つだけで、大きな効果がすぐに実感される、というのは大変素晴らしい技術であると思える。

「手根・足根針」は、高度に複雑化してしまって、使うことも難しくなった「鍼灸術」と違って、簡便であることによって一層その価値が高められるもの、と思える。言ってみれば、武道・武術に対する護身術であろうか。しっかりと学んで行きたい。

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