MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

鍼灸試験問題について(増補)〜解答の(自身の)注意点〜

2017-11-23 11:46:37 | 鍼灸学校での学び・国試勉強・受験勉強
鍼灸の試験問題には、あまり意味の無い?難問(ひっかけ?)もある、と思える。

過去問、これまでの模試、卒業一次試験をやってみての感想(個人的な)

簡単なところでは、該当するものを選ぶのと該当しないものを選ぶ。

分かりづらい言い換え、例えば、「カルシトニンは血中カルシウム濃度を低下させる」を「骨吸収(あるいは骨再吸収)を抑制する」と言い換える。

これなどは、カルシトニンとは何かを生命の歴史に尋ねて捉え返して見ると、その本質は代謝の促進による血中カルシウム濃度の維持(の一つのあり方であり、血中カルシウム濃度を低下させることで、それを上昇させるパラソルモンと対になって人間にあっては働いている)と捉えることが出来るのであるから、これは、骨吸収の抑制(=骨形成の促進)とともに腎臓からのカルシウムの排泄も行なわせるホルモンということからもそうであると捉えるべきと思えるが、カルシトニンの本質を間違えて理解させる言い換えである、と思える。

もっといえば、この出題者は、果たして解答する受験生の実力の向上を願っての問題作成であるのだろうか......と、その見識を疑ってしまう。(模試等では、国試でそのような問われかたをするから、止むを得ずという面があるのかもしれないが、国試においては、その出題された問題を解く為に何千人もの?鍼灸学生が学んで行くのであるから、せめて、見事な鍼灸師の実力を培わせるには、との観点を持っての問題作成であって欲しいものと......)


また例えば、関係法規、鍼灸の広告に関する間違いを問う問題で「施術者の経歴や流派」という選択肢。一見すると鍼灸の広告で「施術者の経歴や流派を広告すること」は禁じられているので、これが誤りと思えるが、別に「広告に関する違反は50万円以下の罰金」というのがあって、どうやら後者が間違い。

これら難問?が簡単な問題と混ざっているので、いってみれば野球のチェンジアップの様なことになって......それにも慣れていかねば、と思う。
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