MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

n先生の施術(6回目)〜按腹の意義について〜

2017-02-02 21:42:58 | 鍼灸術・手技療法術
n先生の施術を受けた、その中で按腹を解説付きで施術していただいた。按腹の意義について改めて考えた。

本日、自覚症状としては、「左腰、左大腿二頭筋、左膝内側に痛み。右腰の古傷の違和感、右天柱に違和感、圧痛、右手中指の鬱血した感覚。足の冷え。」があった。

それに対しての施術、立位での背部の視診、触診後の脈診で、「肺虚証かと思ったら、腎虚証ですね。」ということで始まった。

仰臥位で足の小指裏、に灸、太渓に鍼、右、陽池、天髎に鍼。伏臥位で右、大腸兪に鍼。右側臥位で右、大腸兪、腎兪、帯脈に鍼。左側臥位で帯脈に鍼。仰臥位で膻中に灸。按腹。であった。

「按腹に興味があって、探したけれども……」とお話しすると、ここで覚えれば良い、と言われ解説しながら按腹の施術いただいた。施術後、何故に按腹に興味を?と聞かれ、「二足歩行の人間に欠ける、四足歩行の哺乳類の運動としての内臓の運動の必要性ゆえ……」とお答えした。……その後に、按腹の意義について改めて考えた。

これは以前にもブログで書いたことであるけれども、端的には、「人間の身体というものは、実体としては哺乳類の特殊なありかたであるサル類の身体を変化させての身体である、別言すれば、サルの身体として創られた身体を無理矢理に人間の身体として使っている、つまりサル体と人間体の二重性を持っている。

それゆえに、そのサル類としての身体を正常に保つには、本来はサル類としての運動(と、おそらくは食と睡眠も)が必須である。

しかしながら、現代における人間の運動のありかたは、サル類としての運動のありかたからは大きく乖離してしまっている。その一つが内臓の運動の不足であり、それを補ってくれるものが『按腹』である。」と按腹の意義を自身では捉えている。
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