MJHA(日本を再び健康な国に)〜東洋医学の実践的理論研究~

MJHA(日本を再び健康な国に)という志で、食・運動(姿勢)・休息(睡眠)に関わる問題等を論理的に説きます。

T先生実技授業(増補)〜運動器疾患の二重構造〜

2017-05-25 08:50:39 | 覚え書
今週末までブログ更新を休む予定であったが、昨日のT先生の実技授業の中身は是非、書きとめておきたいものであったので、覚え書レベルででも書いておくことにした。校内実力試験後に改めて書く予定である。

昨日の実技授業で「肩甲胸郭関節機能不全」の問題として「運動器疾患の二重構造」について説いていただいた(と思う……T先生は二重構造という言語表現をされないので、自身での捉え返しであるが)

具体的には、「下垂位ABD(abduction外転挙上)で痛む=腱板損傷、45°ABDで痛む=腱板機能不全」と腱板(特に棘上筋?)に痛みがあるものには二種類があるが、その場合、後者の45°ABDで痛むという時には、肩甲骨の下方回旋が上手く出来ていない等の腱板以外の肩の外転挙上に関わる構造からの「痛む」という場合もあるので、「肩甲骨の動きを介助してやって痛む=腱板機能不全と肩甲骨の動きを介助してやれば痛まない=肩甲胸郭関節機能不全」との二種類を区別して、治療・施術してやらねばならない。という内容であった。

これは要するに、運動器疾患において、どこかが痛い、動かない、動きが悪いといっても、それには二重構造がある、問題となる部位そのもの(ここにも機能と実体の二重構造があるが……)なのか、それ以外の部位に問題があっての問題となる部位の問題が起こっているのかの二重構造で捉えてやらないとまともな治療・施術は出来ないということである。より具体的には、腱板の痛みがある場合に、実体なのか機能なのかの二重構造で捉え返してやる必要があり、かつ機能の問題であるという場合にも腱板自体の問題なのか、それ以外(肩甲胸郭関節)の問題なのかとの二重構造で捉え返さねばならない。ということだと思える。

ここは、より過程的に捉え返してやれば、もう少し説くべきもの、説かれるべきものがある、(面白い?)重層構造が浮上してくる、と思えるので、改めて書きたい。
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