ある症状に対してどこに鍼を打つべきか、と考えていくとそれには二重性がある、と気づかされる。
その二重性とは、症状の出ている部位に対しての施術であり、症状を出させている部位に対しての施術である。
当初は、この両者をあれかこれからと一人問答していたのだが、結局、両方が真理、真理は二つ、その統一こそが真理、となっていった。
「真理は二つ、その統一こそが真理」ということは、自身の専門とする対象をそれなりに構造に分け入ることが出来るようになっていってはじめて実感レベルで分かれるのだと、単なる言葉遊びではその偉大性は分かりようがないのだと、しっかりと専門を持っての理論の学びの必要性痛感する。
ここでもまた「真理は二つ、その統一こそが真理」である、と。