絵話塾だより

Gallery Vieが主宰する絵話塾の授業等についてのお知らせです。在校生・卒業生・授業に興味のある方は要チェック!

2018年12月16日(日)絵本ゆっくりコース・WAKKUN先生の授業内容

2018-12-18 17:12:19 | 絵本ゆっくり塾
本日の絵本ゆっくりコースは、WAKKUN先生です。
前回は、墨で90センチ四方の和紙に気持ちを乗せて描きました。
今回も同じく墨を使いますが、描くのは細長い和紙です。

WAKKUN先生の授業では、今後「じゃばら本」を使って描きます。
その時に横長、もしくは縦長で描くので、今回の細長い和紙は、それも見据えて描いていきます。



まずは、WAKKUN先生のデモンストレーションです。
「てくてく 歩く ボクたちは これからも しっかりとね 福の種まけ ボクらの前に ボクらの後に」と
描かれました。



これは神戸の震災から5年後、作家達は何をしていたかという四人の作家の展覧会を
芦屋市立美術館で開催した際のライブペインティング中に出来た言葉です。

当日、何を描いたら良いか全く考えていなかったというWAKKUN先生。
だけどもしあの時、自分が死んでいたら…子ども達に何を残せただろうかと考えてみると、
空の上から娘や息子を見た時「お父さん、ボク達大丈夫やで!元気に歩いていくからな!」と
言ってもらえたら嬉しいと思い
タテ2メートル、ヨコ10メートルもの大きな紙にこの言葉を描かれました。
その言葉が、不思議と降ってきたと言います。



描き終わった後に会場を見渡すとほとんどの方が泣いておられたとのこと。
その時の気持ちを込めて、教室でも描いて下さいました。


今度は皆さんが描く番です。前半、後半に分かれて描きます。
縦にするか横にするかは自由です。

じっと和紙を見つめて集中している方、まずは一筆描いてみる方。
時間をかける人も、すぐに描く人も皆それぞれです。
焦らないで自分と向き合って描くことが大事。



最後に作品と共に、どんな思いで描いたかを発表します。



 

・飼っている猫のこと
・職場から見た大山の景色
・六甲山縦走での思い出 など

最後にWAKKUN先生から
「悩むことはよいこと。悩まないと深く考えない。
 思いっきり悩んで答えを出すと、より良いものが生まれる」と おっしゃっていました。

WAKKUN先生が描いた絵、今回もジャンケンで勝った方にプレゼントします。


次回の授業 2月24日(日)では、じゃばら絵本の発表です。
ダミーの段階でもいいですので、たくさん悩みながら制作してくださいね。

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