やまめの庭つくり

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変化朝顔の面白さ

2010-09-02 | 植物
最近,朝顔シリーズが続いてきましたが,今日はラストです.

まず,変化朝顔の栽培について.

変化朝顔は雌しべが先に変化してしまう事が多く,タネができないものもたくさんあります.

広い圃場でもない限り,目的の形質が出るものだけをより分けて育てていく事になります.

確率はメンデルの法則に則っているそうですし,掛け合わせる親の系統でどんな兆候が出たら将来こんな形質が発現する・・とかも,かなりわかっているようです.


また,サツマイモの茎に接ぎ木をすることで簡単に増やせるらしいです.



また,一年草ではありますが,ちゃんとした施設で育てれば越冬も可能な品種があるそうです.

その場合,短日植物のため,ずっと花が咲き続けるらしいですが・・・alien

せっかく生まれた珍しい品種ならずっと死なないで欲しいと思うかも知れません.

が,真冬に朝顔はやはり似合わないような気もしますね.


先日紹介した宝箕葉等,珍しい朝顔について詳しく知りたいと思った方は

「原色朝顔検索図鑑」

米田芳秋・竹中要共著 昭和56年増補改訂新版初版 北隆館刊 A5判 8000円 

がオススメだそうです.

高価な本なので,大きな図書館で借りてみるといいかも.

やまめも1枚につき100の裂け目が入って箕のようになっているという宝箕葉,見てみたいですkirakira2


更に・・更に,大変興味を持ってしまった方,是非九州大学の仁田坂先生のホームページを熟読してみて下さい.

変化朝顔の親の写真まで見る事が出来ます.

そして,専門的な解説がなされているので,これまでの素人っぽい感想ではなく系統立てて変化朝顔を勉強できます.

(一応,伊藤氏の説明を元に書いたつもりですが,やまめの知識が足りないために間違った記述があるかも知れませんので,あしからず.もし間違いがありましたらご一報いただけるとうれしいです)