今年五月に深谷のオープンガーデンにお邪魔した際に,Oさんのお庭にあったバラモンジン.
そのときは「ゴゼンソウ」と紹介されましたが,やまめの庭にもやってきました.
ここ二週間くらいの間に何度か園芸店を訪れていたのですが,何だかいつも一鉢ぽつんと置いてあって,その姿に惹きつけられる植物があったんです.
必ず手にとって,眺め回し,また棚に戻す,という動作を無意識のうちにくり返していたんです.
ある時,はっと気づいて植物の銘板を見たら,「バラモンジン」と書いてあるではありませんか.
「ん?」
えっ,バラモンジンって,あの,5月のブログで自分が書いたバラモンジン!!
そう気づいた途端に,購入~
たった一鉢で,やまめを待っていてくれたような気がしました
繊細できれいな葉っぱです.
2年草か多年草.来年の初夏に花が咲くかも知れません.楽しみ!!
この根っこがおいしいのかな・・・
食べる気はないですけど.
バラモンジン
キク科バラモンジン属
学名:Tragopogon porrifolius
別名:セイヨウゴボウ,サルシファイ
英名:oyster plant, vesitable plant
花期:4-6月
草丈:70-100cm
地中海原産で根は直根,ヨーロッパでは家庭菜園で食用として栽培されるそうです.
根の香りが牡蠣に似ていることから英名の由来になったとのこと.
何故,婆羅門なのか?バラモン教と何か関係が?という疑問が湧いたので調べてみました.
すると,ネットで,牧野富太郎の随筆「植物一日一代」
を見つけ,バラモンジンについて書いてある項目をここに引用させてもらいました.
元来この Tragopogon porrifolius L[#「L」は斜体]. をバラモンジンと名づけたのは不穏当であった。何んとなれば婆羅門参はヒガンバナ科のキンバイザサすなわち仙茅(センボウ)の一名であるからである。李時珍(りじちん)の『本草綱目』によれば、仙茅の条下に「始メ西域ナル婆羅門ノ僧、方ヲ玄宗ニ献ズルニ因テノ故ニ、今江南ニテ呼ンデ婆羅門参卜為ス、言フコヽロハ其功ノ補スルコト人参ノ如ケレバナリ」(漢文)と述べている。すなわち婆羅門参の由来はこの如くであって、それはキンバイザサの名にほかならない。
このムギナデシコは欧州では Salsify, Vegetable-Oyster(植物|牡蠣(カキ))Oyster-Plant(牡蠣植物)Oyster-root(牡蠣根)Purple Goat's-beard(紫山羊髯(ムラサキヤギヒゲ))Jerusalem Star(「エルサレム」ノ星)Nap-at-Noon(昼寝草(ヒルネグサ))といわれ、その直根は軟くて甘味を含み、多少香気もありかつ滋養分もあるので食品として貴ばれる。またこれは発汗剤になるともいわれ、そしてその極く嫩い葉はサラドとして美味である。
属名の Tragopogon は Tragos(山羊(ヤギ))pogon(鬚(ヒゲ))のギリシャ語から成ったもので、それはその長い冠毛の鬚に基づいて名づけたものであろう。そして種名の porrifolius はリーキ葉ノという意味だが、このリーキはネギ属(Allium)の Leek で Allium porrum L[#「L」は斜体]. の学名を有しニラネギと呼ぶものである。今我国でも所により作られている。
つまり,バラモンジンと呼ぶよりも,ムギナデシコと呼ぶ方がいいのかも・・・
植物の名前の由来って本当に面白いですね.
そのときは「ゴゼンソウ」と紹介されましたが,やまめの庭にもやってきました.
ここ二週間くらいの間に何度か園芸店を訪れていたのですが,何だかいつも一鉢ぽつんと置いてあって,その姿に惹きつけられる植物があったんです.
必ず手にとって,眺め回し,また棚に戻す,という動作を無意識のうちにくり返していたんです.
ある時,はっと気づいて植物の銘板を見たら,「バラモンジン」と書いてあるではありませんか.
「ん?」
えっ,バラモンジンって,あの,5月のブログで自分が書いたバラモンジン!!
そう気づいた途端に,購入~
たった一鉢で,やまめを待っていてくれたような気がしました
繊細できれいな葉っぱです.
2年草か多年草.来年の初夏に花が咲くかも知れません.楽しみ!!
この根っこがおいしいのかな・・・
食べる気はないですけど.
バラモンジン
キク科バラモンジン属
学名:Tragopogon porrifolius
別名:セイヨウゴボウ,サルシファイ
英名:oyster plant, vesitable plant
花期:4-6月
草丈:70-100cm
地中海原産で根は直根,ヨーロッパでは家庭菜園で食用として栽培されるそうです.
根の香りが牡蠣に似ていることから英名の由来になったとのこと.
何故,婆羅門なのか?バラモン教と何か関係が?という疑問が湧いたので調べてみました.
すると,ネットで,牧野富太郎の随筆「植物一日一代」
を見つけ,バラモンジンについて書いてある項目をここに引用させてもらいました.
元来この Tragopogon porrifolius L[#「L」は斜体]. をバラモンジンと名づけたのは不穏当であった。何んとなれば婆羅門参はヒガンバナ科のキンバイザサすなわち仙茅(センボウ)の一名であるからである。李時珍(りじちん)の『本草綱目』によれば、仙茅の条下に「始メ西域ナル婆羅門ノ僧、方ヲ玄宗ニ献ズルニ因テノ故ニ、今江南ニテ呼ンデ婆羅門参卜為ス、言フコヽロハ其功ノ補スルコト人参ノ如ケレバナリ」(漢文)と述べている。すなわち婆羅門参の由来はこの如くであって、それはキンバイザサの名にほかならない。
このムギナデシコは欧州では Salsify, Vegetable-Oyster(植物|牡蠣(カキ))Oyster-Plant(牡蠣植物)Oyster-root(牡蠣根)Purple Goat's-beard(紫山羊髯(ムラサキヤギヒゲ))Jerusalem Star(「エルサレム」ノ星)Nap-at-Noon(昼寝草(ヒルネグサ))といわれ、その直根は軟くて甘味を含み、多少香気もありかつ滋養分もあるので食品として貴ばれる。またこれは発汗剤になるともいわれ、そしてその極く嫩い葉はサラドとして美味である。
属名の Tragopogon は Tragos(山羊(ヤギ))pogon(鬚(ヒゲ))のギリシャ語から成ったもので、それはその長い冠毛の鬚に基づいて名づけたものであろう。そして種名の porrifolius はリーキ葉ノという意味だが、このリーキはネギ属(Allium)の Leek で Allium porrum L[#「L」は斜体]. の学名を有しニラネギと呼ぶものである。今我国でも所により作られている。
つまり,バラモンジンと呼ぶよりも,ムギナデシコと呼ぶ方がいいのかも・・・
植物の名前の由来って本当に面白いですね.