やまめの庭つくり

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

ルリマツリ

2012-01-22 | 造園
ある店舗の駐車場横にトレリスで作られた仕切があり,この時期にいい感じの緑が繁っていました.



コンクリート土間とブロック塀のわずかな隙間の植栽スペースです.

師匠によく,壁際に10センチでもいいから必ず植栽スペースを設けなさいといわれるのですが,まさにこのような景色のことを指しているのだと思います.

もし,コンクリートの駐車場と壁だけだったら味気ないし,建物も素敵に見えない気がします.

ここにフサフサの緑があるからこそ,窓辺の赤いゼラニウムが映えるのです.



このフサフサの植物は,和名‘ルリマツリ’またはプルンバゴともいいます.

学名:Plumbago auriculata

イソマツ科プルンバゴ(ルリマツリ)属

常緑低木.0℃以上で越冬できて10℃以上あれば周年開花するとありました.
主に春から秋までが開花期ですが,冬もちょこちょこ,このようにさわやかなブルーの花が見られます.

ただ,たくさん花が咲くと,花がらが落ちて目立つのと,花の根元がべたべたするので花がら同士がくっついてしまい,箒にもくっつくので,掃除が若干しにくいのがやや難点かな・・・

まぁ,これだけの緑ときれいな花が楽しめるなら,どうってことないですけどniko





久々ハンドメイド

2012-01-21 | ノンジャンル
かねてより行きたかった池袋西武百貨店7階の手芸店,「ドログリー」.

先週とうとう行く機会が巡ってきました

フランスから輸入されたボタンや毛糸が,そこら辺では見かけない素敵なものばかりです.

季節柄,店内には毛糸の作品があちらこちらに展示されていて,キューーッと目が惹きつけられたものが襟元だけの小さなマフラー.

ちょうどこの日の朝,コートの襟元だけ隠れるようなマフラーが欲しいなぁ・・・と朝布団の中で考えていたばかりだったので,ナイスタイミングgood

でも,作品は販売されていないということで,今更編み物も出来ないし,あきらめようとしたのですが,ひょんなことから毛糸を買って,急にマフラーを編むことになりました.

・・・といっても12号針(直径1センチはありそうな極太の棒針ですyellow25)でザクザクガーター編みをくり返すだけ,長方形に編むだけの超簡単なものですが.

とにかく作り目のやり方もガーター編みもきれいさっぱり忘れていたので,購入後店頭で即席講習を店員さんにお願いしました.

そうすると,自転車の乗り方と一緒で,2目くらい進むと手が思い出すものなんですね~

自然に編み進めることが出来て,自分でもびっくりしました.


そして,家で夜編み進めること2日,延べ4時間くらいでしょうか.

出来上がりました~kirakira2

作品はこれdown



紫と青のモヘア2本取りのもこもこマフラーです.

レシピはフランス語の翻訳だけなので,どの作品もかなり簡潔.

このマフラーの場合,「16目作り目して,ガーター編みで糸がなくなるまで編む.」といったシンプル極まる内容です.

ある程度出来る人じゃないとセーターとかには挑戦出来なさそう・・・aliensymbol5

糸の止め方もわからず,またまたドログリーに聞きに行ったついでに,ブローチの材料も買って作っちゃいました.

何ヶ月もブローチをそれとなく探していましたが,なかなか気に入ったものが見つからなかったし,いっそのことこれも何かの縁,ハンドメイドにはまるのもいいかも...

このお店は様々なビーズやボタン,ブローチ台,フェルト製品などがあるのですが,ビーズなどは特大インスタントコーヒーのようなガラスのビンから,ふたにざらざらっと出してくれて,色々な助言や提案をしてくれます.

レトロな雰囲気で,このくらいの大きさで,このマフラーに合わせたいんですけど・・・.

という,やまめの要望に応えて数種類のビーズなどを紹介してくれました.



キャンディみたいな感じでかわいいビーズ.大きさも手頃です.

黄色のこのビーズがとても気に入ったので,これに合わせて他の配色を考えました.

全体的に甘すぎず,地味すぎず,イメージに一番近い組み合わせが出来たかな,と思います.

テグスでひとつひとつ繋げて花びらの形に,真ん中には裏に出っ張りのあるボタンでめしべやおしべのように.

テグスの引っ張り加減がうまくいかなくて,やや歪だし,ボタンも傾いてしまいましたが,マフラーとの相性もぴったりだし,コートにもつけたりして,ガンガン日常使いで愛用したいと思います




手作りの魅力

2012-01-19 | ノンジャンル
今年の初めにある方からカレンダーをいただきました.

ちょうどアマゾンで文庫本を注文していたので,「来た来たsymbol7」と喜んで開けようとしたら差出人が違っていたので頭の中にクエスチョンマークがたくさん浮かんだまま開封.

中から出てきたのは牛乳パックのような仕様の紙の袋.



中には葉書サイズの小さなカレンダーたちと思い切り手書きの壁新聞のようなものが入っていました.

何とライフワークのような感じで一年かけて250部ほどをこつこつ手作りで作製しているとか.

すごいなぁ・・手に入れるのが大変なレアものなのではないかしらん.



例えば一月.

こんな感じで掛け軸風になっています.



赤い毛糸をほどいて,丸まっている紙のクセを反対側に丸めたりして伸ばして使います.

祝・祭日が赤いマル.手書きです.たぶんbikkuri



やまめの誕生月8月は葛桜もち,です.

中の餡は茶色の粘土,まわりの葛まんじゅうの部分はグルーだそうです.

おいしそう~kirakira2

この月が一番気に入りました



デザインから製作の過程を想像すると,すごく楽しみながら作っているに違いない!と思います.

一年間,冷蔵庫の扉にぶら下げて間近で毎日見ようと思います.

ハンドメイドは作り手の思いが伝わってくると,手にする方にも熱い気持ちが生まれる場合がありますよね.

やまめも製作する側になろうと思います.





サルスベリの樹形

2012-01-17 | 樹木
鎌倉を散策すると,数寄屋風の門や建仁寺垣,灯籠やら石畳,植栽の組み合わせ,樹木の仕立てなど,勉強の素材に事欠きません.

カメラを片手についつい怪しい人になっている場合も・・・

そういえば先週から始まったフジテレビのドラマ「最後から二番目の恋」で小泉今日子が鎌倉の古民家を訪ね歩いてあちこちの家を塀から覗いて観光客気分で写真を撮っている場面がありました.

あぁ,夢中になるあまりにハタから見るとアレに近いこともやってるなぁ・・・きっとnose4

と思っていたらドラマでは「迷惑行為をしているバカ女をなんとかしろ!」と中井喜一が勤める市役所に苦情の電話が入るのでした.

いかん,いかんalienase

人に不快な思いをさせないよう,気をつけながらマナーを守りつつ勉強させてもらおう・・と,思いました.


ところで,この散策中に素敵なサルスベリを見かけました.



寄せ株なのか,株立ちなのかはわかりませんが,立派な門柱に負けず,いえそれより立派に天に向かってすくすく伸びた感じが好きです.

若干枝が多すぎる気もしますが,サルスベリはやはり自然樹形がいいなぁと思います.

美しい姿だと思います.



ちなみに昔はこんな風に同じところで枝を剪定してこぶが出来てしまう仕立てになっているものが多かったようです.

やまめも,サルスベリというとこのようにしなければ樹がダメになってしまうのかな,くらい思っていました.

学校に行くまでは.

知識を広めることって大切ですね.





職人技

2012-01-17 | 造園
今朝,駅に向かう途中の坂道でこつこつこつこつ・・・という音が聞こえました.

不思議に思って立ち止まると,またもやこつこつこつこつこつ・・・

すると視界に急に二羽の小鳥が飛び込んできました.

チュンチュンと鳴きながらスズメが屋根に飛んだので,あぁスズメね~と思ったら,何ともう一羽はスズメ大の見慣れない羽の小鳥.

民家の裏庭にある枯れて白い幹だけになった木をこつこつこつこつ嘴でつついていました.

なんと道を歩くやまめと1メートルくらいしか離れていないところで目があっちゃいましたkirakira2

携帯で写真を撮ろうとしたのですが,察知されて逃げられました.

どうやらコゲラという鳥だったようです.

すごくかわいいのに,こつこつこつこつ思い切りよく堅そうな木をつついているのはすごいことです.脳しんとうが起こらないように構造がうまくできていると昔図鑑で読んだ気がしました.

また会いたいなぁ~

住宅地でも見られるなんてうれしい限りです.

ところで,先日鎌倉に行ったときに長谷駅の近くで見かけた臥龍梅.

梅の剪定,かくあるべし・・・・といった感じの木を見ました.



何だかマツのひねた古木に見えませんか?梅ですけど・・・



緑色の若い枝をこのように剪定すると,さぞや上品な花の付き方になるのでしょう.



細かい枝の一本一本を丁寧に切り,同じ調子で全体がまとまっています.

花が咲くのが楽しみだと思わせてくれる手入れの方法ですね.

ザ・職人技です.