かこぶろ。

日常、映画、テレビ、音楽、アイスホッケー、興味あるものを気分のままに綴ろうと思います。

ヒアアフター

2011-02-25 19:19:05 | moviE
父親たちの星条旗」ではしゃいでいたビーチさながらの美しい光景から一転、
津波が遅い建物をなぎ倒しながら車やあらゆるものを飲み込んでいく様子が
恐ろしく凄まじくリアルで迫力がありました。
(スタントなしで演じた彼女はあっぱれ)
被災現場でマリーがディディエに再会できたことも奇跡。。


双子の兄ジェイソンの言うとおりに全て任せてきた弟マーカス。
自分の代わりに出た先で交通事故にあってしまい、
分身を失ったように兄を求め続けるマーカス。
電車爆発テロのシーンにもビックリさせられました。
いつも暗い顔してる双子が母親のために撮った写真での笑顔が儚く眩しい。




クリント・イーストウッド監督とスティーヴン・スピルバーグ製作総指揮。
インビクタス / 負けざる者たち」に続いてイーストウッド監督作出演となった
マット・デイモンさんもメインストーリーの一人。
マーカスが怪しげな霊能力者たちに出会っていくことでジョージとの出会いが引き立ちました。
マリーもマーカスもジョージの、国籍も環境も違うのに
出会うべくして出会うというのが素敵でした。
誰にも理解されない、想いを分かち合いたい、というそれぞれの孤独や喪失感が
自然に感じられ他人事ではないようで引き込まれました。
死は意識させられるけれどオカルト的にもならない見せ方も上手い。
死後の世界がどうのこうのというのは生きている自分たちにはわからないことで。
自分がこれからの人生を生きていく、前向きさが感じられる明るいエンディングが温かい。



ディケンズオタクのジョージがディケンズ博物館を訪れるシーンを見ていて思い出したのは
個人的にまともに知っている作品は「クリスマス・キャロル」くらい。これ好きです。
博物館に貼ってあるポスターで朗読会があることを知るのですが、
(鑑賞中はデレク・ジャコビ、という名前がすぐに出てきませんでしたが)
マット演じるジョージがいつもベッドで聴いている朗読、その朗読会ということで
本人役でチラリ出演してニマニマしてしまった。フフフ

そしてやっぱりクリント・イーストウッド監督の音楽が沁みます。。


[原題] 「HEREAFTER」(来世、死後の世界)
[公開時コピー]
 <死>に直面した3人が出会い
 <生きる>喜びを見つける。
 ロンドン 双子の兄を失った少年
 パリ   死を垣間見た女
 サンフランシスコ  死者の声を聞く男
[あらすじ]
パリのジャーナリスト、マリーは、恋人と東南アジアでのバカンスを楽しんでいた。
だがそのさなか、津波に襲われ、九死に一生を得る。
それ以来、死の淵を彷徨っていた時に見た不思議な光景(ビジョン)が忘れられないマリーは、
そのビジョンが何たるかを追究しようと独自に調査を始めるのだった。
サンフランシスコ。かつて霊能者として活躍したジョージ。
今では自らその能力と距離を置き、工場で働いていた。
しかし、好意を寄せていた女性との間に図らずも霊能力が介在してしまい、2人は離ればなれに。
ロンドンに暮らす双子の少年ジェイソンとマーカス。
ある日、突然の交通事故で兄ジェイソンがこの世を去ってしまう。
もう一度兄と話したいと願うマーカスは霊能者を訪ね歩き、やがてジョージの古いウェブサイトに行き着く。
そんな中、それぞれの事情でロンドンにやって来るジョージとマリー。
こうして、3人の人生は引き寄せ合うように交錯していくこととなるが。。

マット・デイモン ・・・・・・・・・・ジョージ
セシル・ドゥ・フランス ・・・・・・マリー・ルレ
フランキー・マクラレン ・・・・・マーカス/ジェイソン
ジョージ・マクラレン ・・・・・・・マーカス/ジェイソン
ジェイ・モーア ビリー
ブライス・ダラス・ハワード ・・メラニー
マルト・ケラー ・・・・・・・・・・・ルソー博士
ティエリー・ヌーヴィック ・・・・ディディエ
デレク・ジャコビ
ミレーヌ・ジャンパノイ
ステファーヌ・フレス
リンゼイ・マーシャル
スティーヴン・R・シリッパ
ジェニファー・ルイス
ローラン・バトー
トム・ベアード
ニーヴ・キューザック
ジョージ・コスティガン
デレク・ジャコビ ・・・・・・・・・デレク・ジャコビ
■HP 「http://wwws.warnerbros.co.jp/hereafter/index.html
(注↓ ネタばれあり)


目隠しして食材を当てるシーンは長かったけれどドキドキした。フフフ

ジョージがマーカスのためにジェイソンの言葉を伝えるシーン。
一番印象的でした。

2011年2月23日(金)TOHOシネマズ六本木

コメント
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