毎月第一日曜日に開催されている「悠々茶館・茶経を読む茶会」、昨日は主宰されている池田ジュンさんが最近巡ってきた、四国の酸茶(後発酵茶)および産地についてご報告くださいました。
梅ヶ島で「乳酸発酵茶」(食べるお茶・発酵ほろに)を作っている私にはとても興味深く、学びの多い茶会でした。
四国の後発酵茶は、全て飲み物として発達してきましたが、なぜ四国(と富山)にだけ紹介され、そしてそれが引き継がれてきたのか、、、不思議です。
乳酸発酵茶を飲み物としてだけでなく、食べ物として使用している民族は、世界的には中国北西部・ラオス・タイ・ミャンマーに居るようですが、日本には伝わってこなかったようで、現存していません。
試飲させていただいた後発酵茶は
・四川省蔵茶
・碁石茶
・石鎚黒茶
・阿波番茶
・雲南大葉種・徳昴酸茶
・重慶沱茶
酸味や香りにそれぞれの特徴があります。
後発酵茶は、近年とても人気が高まり、生産が追い付かないと伺いました。
乳酸発酵がもたらす健康効果が認められたからでしょうか?
「食べるお茶・発酵ほろに」も皆さまに認められ人気が出ると嬉しいです!
昨日は、東京都日野原村で伝統的な手法にて「石鎚黒茶」の再現を試みている方にもお会いできました。
「菌」をその場で観察することができる卓上顕微鏡にて、金華菌を見せていただきました。
皆さま、頑張っていらっしゃることを知り、とても嬉しかったです。
「食べるお茶・発酵ほろに」にご興味をお持ちの方は、隠れ茶を守る会にご連絡くださいませ。
「隠れ茶を守る会」 egao.saito@gmail.com (担当:齋藤)