漢方談話 (埼玉県日高市にあります漢方専門薬局 環のブログです)

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はっさく三昧

2019-03-25 13:49:56 | 春の野菜料理
心はともに
みなさま こんにちは

卒業シーズン、
桜もまもなくですね。
季節の変わり目、
解毒の季節、冬の間にたまったものを出して
芽吹いていきたい時です。
春は、木々がどんどん上に伸びていくように
人でも同じく、とくに、体の上の方に症状が出やすいです。
出せるものは、どんどん出したいところです。
苦みで毒だし、
酸味も大切。

先週のお野菜セットに、八朔がはいっていて
八朔って、酸味もありますが、ちょっと苦みがあります。
それなのに、
2歳の娘が、やたらと食べたがり、ちょっと食べると
苦くて、すっぱくて、ぺっと出すんですが、
それでも、不思議と、また食べようと粘るので
少し、メープルシロップをかけてあげたら、
もっともっととせがまれて、結局
1個まるまる、食べてしまいました。
苦みを欲する、子供の体は素直だな~と感心しました。

苦みも美味しく食べたいですね。
大人は塩味を使うと、美味しくいただけるかと思います。

新玉ねぎをスライスして、八朔を混ぜて、酢、しょうゆ、オイル=1:1:2 でサラダにしたり
人参を千切りにして、塩もみしてから、八朔を合わせて、
フレンチマスタード、酢、砂糖、オイル=1:2:1:3 くらいでも、美味しいです。
クリームチーズと八朔とルッコラのサンドイッチとかも美味しい予感、(これはまだやっていない)

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また、今回も!百人一首の話題。

全く知らなかったので、最近読んでいて、面白いと思ったのは、
技巧の一つに
「本歌取り」というのがあって、

有名な歌をベースにして、作るというのがあるようなのです。
それは、知識がないと出来ない ということでもあるようです。

それがですね、どの程度 その他の歌を入れるかなんですが

百人一首
来ぬ人を 松帆の浦の 夕なぎに 焼くや藻塩の 身もこがれつつ
(いくらまってもこないから、恋の熱で、もう藻塩になっちゃうぞ!みたいな意味
もう、表現が渋い!)

これも本歌どりをしていて、もとの歌は
~淡路島 松帆の浦に 朝なぎに 玉藻かりつつ 夕なぎに 藻塩やきつつ~
というものからなのだそうです。

この辺は、あ~、確かにちょっと使っているという感じなのですが

私の大好きな歌でもある 百人一首の
「風をいたみ 岩うつなみの おのれのみ くだけてものを 思ふころかな」

の本歌が・・・

「風吹けば 岩うつなみの おのれのみ 砕けてものを 思ふころかな」

って・・・、完コピといっても過言ではない・・
だけど、風をいたみ の方が、美しいわけで、そっちの方が”いいね!”
となるそうです。

ということは、昔は「パクる」ことは、悪いことではなかったのだと思いました。
いいから、それを取り込んで、より素敵なものに作り替えていく。
それが一つの技巧であった。

今は、人のアイデアを真似るのを嫌いますよね。
だけど、そのことに平安の時代は、もっと寛容であったのかなぁ。
そう思うと、昔のいいものを、もっともっと真似してもいいのではないかとも思いました。

平安の人々のことが、面白くて、最近はまってます。

今日はご飯はおやすみ。
最近、なかなか写真がとれず、すみません。