5日目の梼原の朝は格別でした。
まだ山霧が立ち上る中、外に出ました。
近所に三嶋神社という大きな神社があって、ここで龍馬は一泊し、宮司さんが龍馬を匿ったそうです。
そして、この神社の横から脱藩の道の→が出ていました。
橋の下を川が流れ、耳にもいい神社でした。
うわ~~気持ちいい~と思う場所がここ
ちょっと出来心で、ガイガーカウンターを引っ張り出してみましたら
0.14~0.19まで上がるのです。そこから離れると0,06~0,05以下まで下がります。
これは福島由来ではなくて、おそらく本当のパワースポットなのだと思います。
高野山の奥の院なども凄く高いというのを聞いたことがあります。
そこで太極拳。あ~~~、浄化されます。
その後、見知らぬオジサンがお参りにいらしたので、「おはようございます」と挨拶をしたところ、この神社について、素敵なお話を聞かせてくださいました。
この神社は、神社で唯一「ハリモミの木」があるところなのだそうです。
こちらがハリモミの木
その方は65才で、5歳の頃のこの木はまだ、本当に細くて、この土俵を囲っている木の太さくらいで、よく木登りをしたそうです。右の太い木がハリモミです。
あっちの杉(私がとっても気持ちよいと感じた、ガイガーが高かった場所)は数百年って話とのこと。
ということは、龍馬もこの木を見たのかな~っと思いました。
そんな話をして、おじさんはいつの間にかいなくなっていました。もしかして本物の妖精??
さて、梼原を満喫して、そのまま四国カルストに向かいました。
去年行きたくて、いけなかったカルスト。
私達には、一年間お預けにされた、魅惑の地。
ちょっと途中道を間違って、おっそろしく細い山道へ・・・。
片側は崖、対向車がきたら、終り・・。かと思うような道が数キロ続きました。
しかし、走れども走れども、終りが見えないので、ちょっとUターンできるスペースにきたときに引き返すことにしました。
何時間も走ったかのように感じるほど、緊張の時間・・・・。
びっくりするんです。国道と書かれているのに、この細さ。おまけに道の真ん中には苔むしていて、通りの少なさは一目瞭然。
そして、別の道からアクセスしました。
それなりに細いのですが、でもちゃんと対向車とすれ違えます。
霧や小雨がふってきたのですが、カルストに着くと、言葉を失いました。
これがカルストか~~~~!!
牛も楽しそうに草をはんでいます。
ヤギもウェルカムと人々を迎えてくれます。
みるみる太陽が顔を出して、その全貌が明らかになるにしたがって感動がさらに強まりました!
子供の頃から毎年毎年愛媛に来ながら、なぜカルストに来なかったのだろうか、
なぜ誰もカルストっていいよって言わないのだろうか?
私がイメージする天国は、まさに四国カルストでした!
天国へようこそ。
ここで学生さんたちはマラソンの練習をしていました。ただでさえ、なんとなく空気が薄いし、急斜面なのに・・。凄い修行。
さて、カルストをお昼前に後にして、松山へ向かい、そこから高速に乗り、しまなみ街道をこえて、まずは大三島で大山祇神社に向かいました。
ここは、源氏や平氏が武具を納め、それが宝物殿に納められています。彼らが武運長久を願ったため、その後も伊藤博文や、山本五十六などもお参りしていたり、現在も自衛隊の幹部がお参りしたりするのだそうです。
立派な楠木(?)があり、樹齢6000年(?)すみません、ここはあやふやですが、凄いエネルギーを感じる木でした
神社でもガイガーと取り出すと0.14~0.20ほど。
やはり、神社は高い。こちらは一箇所が高いというより、数箇所測ったところ、どこも高かったのですが、神社を離れると0.06くらいになります。
大三島の風景は車を停めずにはいられないほど、私好みでした!(瀬戸大橋からの風景が私のナンバー1)
道端にレモンがなっていたり、植物が本州とはずいぶん違う気がします。
また高速に戻り、次の島、因島へ。
今日のお宿はこの因島です。
なんと村上水軍の城があった跡地に建てられたホテルです。
この場所で、村上水軍は関所のようなものをはり、通る船から通行料をとり、水先案内などのサービスをしていたそうです。まだ当時陸をみながら、船で移動していた時代(遠く離れると方角が分からなくなるから)に村上水軍は東南アジアへも足を伸ばしていたそうです。
海賊や倭寇として闊歩していたそうです。
というわけで、駐車場からフロントまでは石垣に隔てられ4階分の階段を上がります。荷物をもって(一応裏手にエレベーター有)
そして、客室は3階だったので、駐車場から7階分階段をあがり、水軍気分が味わえます!笑
お宿は船をイメージしてあって、
テラスはまるでデッキ。
ここからの見晴らしがとってもいいのです。
夕焼けも朝焼けも、
行き交う船も。
たそがれたくなる気持ちがよく分かります。
何時間も見ていても飽きません。私は水軍にいたのかもしれないと思ったくらい。
車で因島を一周し、ある砂浜へいきました。
船に子供たちが大勢のって、太鼓の音に合わせて練習をしていました。お祭りがあるのかな?3~4艘くらいの船が出ていました。
全く見慣れない風景と太鼓の音が、まるで異国の地に着た様にワクワクさせてくれました。
ホテルに戻りました。
夕飯も食べながら、素晴らしい景色がみえます。
こんなにロケーションが素晴らしいうえに
ここは、ホテルのあるレストランというキャッチフレーズがあり、お料理が絶品。
もう素材が全然違うのです!!!
一皿目にノックアウト。
大好物の牡蠣が出ました。夏の岩がきが一番好きですが、これは岩がきではないのです。
「一粒くん」というブランドなのだそうで、一粒ずつ育てているんですって。
海が汚染されてから、私達は海産物はほとんど口にしていませんでしたから、広島で地のものが食べられる幸せをあらためて感じました。
お食事をいただいて、最後に、誠に恐縮ながら、もしももしも叶うならというリクエストを残させていただきました
もしも、もしも明日牡蠣が入るなら、もう一度牡蠣をお料理に出してもらえませんか?
と。
言うだけいって、あとは忘れよう。
デッキに出て、船の様子を1時間ほど見てから眠りました。
この船の車が乗り込むところに
「いきな」と書いてあるのです。
じゃあ、降りる方は
「おりな」かな?な~~んてアホなことを言っていたら
生名(いきな)という港の名前でした。笑