がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

年の瀬の御挨拶

2005年12月31日 | 模型
 T91製作記4回目に引き続き、今日は珍しく一日二回の投稿です。
 
 今年も残すところ大晦日のみ。私も30日を以て漸く仕事納めですた。大晦日は餅つきだのなんだの正月の準備をしつつ、某所から届いてしまうらしい「危険物(笑)」の到着を、カミさんの手に渡すことなく自ら受け取るべく自宅待機。で、夜は届いた荷物を長めながら、格闘技番組を見て過ごしてやろうという魂胆。夜中は、都市部に出てる昔なじみが帰省してきて、毎年恒例の「時報と同時に新年会」をやっちゃうのでお出かけであります。

 思えば今年は、5年ほど止めていた模型趣味を、本格的に再開したという私の家族にとっては悪夢のような一年でありました(ぷ。そういや肝炎で入院したりもしましたな~。止めてたときはよっぽど「お!?」って思ったモノしか買わなかったのに、再開した途端にあれこれと散財したような気もしますな。また、我ながら買い物の趣向が変わったのか、1/24や1/20のキットの購入が圧倒的に増え、反対に1/43のキットはF1以外全く買わなくなっちゃいました。F1も所謂”売れ線”しか手を出しませんですな。完成しても置き場所が少ない私の環境では、本来は1/43が最も適してるんだろうけど、三つ子の魂なんとやらで、どうも店で実物を吟味してから購入するってのが、製品個体差の激しい1/43キットの正しい買い方だと思ってるので、その意味では1/43を売ってる店が全くない地方在住者と成り果てた結果って事でしょうか?タメオやシルバーライン辺りは、製品の信頼度も昔ほど悪くはないみたいだし、AMCさんっていう良い店と御縁が出来たので、来年はもっと手を染め直してみたい気も・・・。レジン系の箱車関係は、通販する勇気が湧きませんが(笑。

 買い物も良いですけど、模型ってのは作ってナンボなので、来年はもっと数を作りたい。変に手を加えて迷路に填るより、素直に作っていけば数は増えると思うんですが、いざ作り始めると色々とドウデモイイ様な修正とか加えちゃったりするのがイカンよな。
 今年印象に残った出来事と言えば、先ずタミヤのZ-tuneを約一週間で完成させたことでしょうか。余計なことをせずに素直にキットを楽しめば、月に一~二台は完成させられる筈だって事を再認識させられました。
 また、スタジオのF2003GAにはマイッタ。コレはたとえ余計な修正を加えなくても、やたらと組みにくいキットでして、予定では一昨年中に完成させるはずで始めたのに、年越しても延々修正→バランス調整の繰り返しで、5年の間に進化どころか「退化したんじゃネェのか?このメーカー」って思わされましたなぁ。
 それから、製作途中で浮気して放置してるキットが幾つかありました。特にロータス79とマクラーレンMP4/8は、ブログ中で途中まで連載方式で製作記UPしてただけに、心残りが多すぎです。来年は、先ずこの二台を完成させるところから始めないとイカンと思っております。あと、タメオのベネトン三兄弟も作ってしまいたいです。F1ばっかりかよ!(笑)。F1ばっかし続けると絶対飽きるので、途中でまた浮気するだろうねぇ・・・・。

 それから、HPを始めて模型仲間が出来たのが嬉しかったですね。模型って寡黙な趣味でしてね、それを一人目的も無しに黙々と作り続けるってのは、或る意味自虐的な趣味でもあるわけですが、それも仲間がいれば楽しみながら作れるってのがいいですね。正直、お仲間さんが居なければ、今のように色々と忙しくなって模型に触る時間が少なくなった環境の私では、一台も完成しなかったかも知れません。たった3台しか完成しなかった一年でしたけど、斯様な意味では3台”も”完成したって事なのかも。
 先ずHPの方では、ベルガーさん、AKIさん、ラックさん、kenzoさん、Mikanさんと言ったWebマスターさんと交流が出来ましたし、更に「日記コンテンツ」代わりにブログを始めたのですが、突如訪問してくれたペキモのワタナベさんに引っ張られて、気がつけばRomeoさん、わかさん、kazuさん、ミナルディ侍(正式ハンドル名忘れそう(笑))、クラクラさんといったブロガーの皆さんとも交流が出来ました。更に、これらのサイトやブログの掲示板で出会った方々や、この「蛾洛汰堂」のコメント欄にチョコチョココメントをくれる皆様とも、色んな濃い~お話が出来て楽しゅうございました。そうそう、ベルガーさんにはAMCという自動車模型ファンとしては重宝しまくるスバラなお店紹介して貰って、お陰で散財も増えたですな。元来、HPはコッソリ・ヒッソリが好きなので、自分から「交流しましょ♪」と出向かない出不精な私ですが、にも拘わらずお付き合い下さった件の皆様には、ただただ感謝です。来年も、よろしくお願い申し上げます。

 そんな訳で、こんなヘッポコBlogを覗いてくださった皆様、誠に有り難うございました。来年も、自動車模型好きな訪問者の皆様を喜ばせるべく、沢山失敗しますので(爆)、どうぞ覗きに来てあげて下さい。コメント・トラバ(スパム・チェーン・単なる広告の類は遠慮してくだされですが)もお気軽にお願いします。こんな事書いておきながら、24時間も経たずに「あけおめ」とか言ってそうな気もしますけど(笑)
コメント (3)
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いきなりヨンサン「LOTUS 91(TAMEO)」 その4

2005年12月31日 | 模型
 強者共が夢の跡。お仲間ブロガーさんやwebマスターさんが正月モードで行方を眩ました後になっての投稿でごぜぇやす。一応、今年最後の製作記。
 なんとか頑張ってみたんですが、慌てるときにはロクな事が無いわけで、単純なミスを連発し、そのリカバーに時間を取られ、下地塗装にまでは到ることが出来ず。しかしながら、ボディー&アンダートレイに関しては作業を殆ど終わらせることが出来たので、残る作業は下地処理とパイピング程度となりました。1/43のキットって、私の場合ですとモノによっては形になるまでに一ヶ月くらいは裕に時間がかかるモノも多いんですけど、このT91は手間が殆どかかりませんですな。

 さて、今回の作業、先ずはブレーキダクトから。ダクトに穴を開けようかと思ったんですが、そのあまりに薄くシャープな形状に、逆に穴が開けにくいという困ったちゃん。特にフロントダクトなんて、器用な御仁でなければ綺麗に開口するのは難しそうです。そこで、一旦ダクトパーツの入り口部分が「コの字」になる様に削り込み、削った上に真鍮板を貼って見かけ上「穴が開いたダクト」を再現してやることにします。

 フロントのダクトで言えば、図の青い部分が本体で赤く塗りつぶした部分が、ノミやヤスリで削り取った部分。後で塞ぐのでパーツ表面から大胆に削っていってOKです。で、入り口がコの字状になったら、パーツの表面に削った凹みを隠すように0.1mm真鍮板をハンダ付けして完成。・・・・・・・・・の筈なんですが、フロントのダクトの開口部が思ったよりも狭く。私の手元の怪しさも大いに手伝ってしまい、右フロントダクトの穴を流れ込んだハンダで埋めてしまいますたorz。もう一返作業をやり直してみると、今度はダクトを溶かすという大失態。幸いにも同形状に切り出して貼っていた真鍮板がケガの功名となり、溶けた部分にメタルを盛りつけてから、外側に沿って貼られてる真鍮板の形状に沿って削って再生することが出来ました。結局怖いので(笑)、フロントはダクト部分に深め&太めの筋彫りを入れてそれらしくするの止まったのでありました。リアの方はダクト部分が通常通りの太さが確保されてたこともあり、先の方法にて開口することが出来ました。


 次にブレーキディスクのパーツですが、完全に分離された二枚のエッチングを貼り合わせて製作するよう指示されてます。昔は二枚が繋がってて折り曲げ接着だったのに、完全に分離されてしまったことで、接着時にズレない様注意が必要。
 この手のエッチング貼り合わせ作業では、二枚の貼り合わせにズレが出ないようにハンダ付けを行います。先ず、金床等を使いハンマーで極薄に潰したハンダを用意し、

これをさらに細かく切って、適度な量を接着面にフラックスを塗った二枚のブレーキローターパーツの間に挟みます。貼り合わせがズレないようにプライヤーでシッカリ咥え、そこに簡易式バーナーで一炙り入れると、挟まれたハンダが溶けて、二枚がシッカリ貼り合わせられ、更に貼り合わせの接合線も消えるという塩梅。


 次にエキパイの処理。ワカパイじゃない!って我ながら寒くてスンマセン。キットデフォルトだと

↑の様にメタル製の板パーツに真鍮挽きもののテールエンドをくっつけて再現するよう指示されていますが、この方法をヤメて、図中の赤丸部分を削り飛ばして空洞化し、自作のエキパイをニョッキリさせる事にします。パイプは

1.2mm外径の真鍮パイプを用い、これに同径の糸ハンダをハンダ付けして作り直しました。ハンダにハンダ付け?ですが、エキパイには通常の板金ハンダを用い、接合には融点180℃の何となく低融点なハンダとステン用の強力なフラックスを使って組んでやれば、巧くいくとこうなる。さじ加減は微妙(笑)。最後に出口にヤスリを掛けて薄々攻撃。試しにハンダ部分を適当にソレっぽく曲げてからボディーに仮留めしてみると

 こんな感じになります。製作者本人にしか判らないであろう奥行き感が良い感じw。モナコ仕様だとエンジンもエキパイもパーツ化されてるので、それに無理矢理倣ってみました。毎度の事ながら、キットの指示通りの装着法でも、殆ど違いは出ないかと思いますけど。

 次に、ボディーの最終的な修正作業です。全体的な形状は非常にT91らしくて好きなんですが、ノーズ付近が厚ぼったいというかこぢんまりしてるような気がして資料と睨めっこしてたんですが、どうもサスカバー部分が左右に狭く前後に長かったので、メタルを盛りつけて自分好みに修正してやりました(下図中赤○部)。気楽そうに書いてるけど、ウッカリボディーを溶かしちゃって修正が大変だったのはココだけの話。
 また、シート後方のディテールが気に入らなかったので、シートの背もたれ部1.5mm程リューターで削り取って後方のバルクヘッドも作り直してみました。(下図黄○部)この部分はシャーシやドライバーによって千差万別なので、何が正解か自分でも判りません(笑)


 最後に、ボディーの修正前と修正後の比較です。



 サスカバーを太らせたことで、逆にノーズのノッペリ感が増して好みの形状に見えます。自己満足ですけど。ちなみにこの部分、デカールの「JPSライン」との整合性の問題も生じてしまうんですが、タメオのキットにはデフォルトでスペアデカールが入ってるので、充分対処は可能です。同梱どころか別売さえしてくれないどっかのケチなメーカーは大違い。
 他に気になる点として、エッチングサイドパネルとボディーとの段差の問題がありますが、こrを修正すると作業が大がかりになりそうなので、サイドパネル側はサフ無しプライマーのみで、ボディー側はプラサフ少し厚め吹きにて段差を和らげてお茶を濁そうかと思っております。

 こんなとこで、今年の作業はオシマイ。年明は塗装前の仮組と下地処理に突入です。
 
コメント (2)
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