全国3000万のアダルト自動車模型ファンの皆様、
お待たせいたしました・・・・。
お待たせし過ぎたといっても過言ではないかもしれません・・・・。、
最近、このおっさんも復活してビデオ撮ったりしちゃってるらしいですが、
私の方も、漸く完成の日を迎えることが出来ました。
病床からこんばんわ。風邪ひいてダウンしてて昼夜逆転状態の勢いのまま、
残ってた小物をペタリペタリと貼り付けまして、
最早呪いの如き存在だったコヤツを漸くゴールさせることが出来ました。
FDMさんの完成品を見て釣られて手を出してしまい、そのままポロリ祭りに突乳入、
当初三台同時製作開始というシンジラレナーイ状態だったものが、紆余曲折の末一台、また一台と脱落し、
最終的には一台だけ残りましたものの、〆切を遙か4ヶ月以上も遅れてのゴールです。
気分的には耐久モデリングって感じといいますか、モチベーションはゴールできなかった時点で
途切れちゃってるのに、惰性だけでよく完成までこぎ着けたと我ながら感心しております(笑。
気が付けば、ポロリも第二回に入るそうで、、、、
完成後、バタバタと写真撮ってみましたが、バックに黒を使ったことと絞りをプログラムで撮っちゃった御陰で、
全体的に背景色に引っ張られる形でコントラストが付いてしまいまして、ご覧のように
暗部が背景と同化したような写真になってしまいました。風邪が回復したらポロリ用含めて
再度撮りなおす事にします。
さて、一応まとめとして製作の感想。
このキットですが、実車登場の約一年後に出てきたキットでして、メーカー側のリサーチも
随分突っ込んだトコまで行われたようで、フルディテールキットという今では考えられないような
ディープなコンセプトのキットになってます。
しかしながら、組み立て精度は流石の一言で、一見「仮組キチンとしないと死んじゃうカモ~」
と思わせておいて、パズルのように各パーツがピタピタとハマってしまいます。
ただ、その煽りとして、塗装の利便性は一切考えられておらず、塗り分けを要する箇所が非常に多いパーツ割となってまして、そういう意味では組み立てよりも塗装に
作業の多くを割かれるキットであると言っても過言では有りません。外国製キットだと、
こういうコンセプトのキットも結構ありますが、こういうのは塗装の善し悪しが
出来の善し悪しに直結してしまうので、その意味ではエアブラシを持たない一般的なユーザーさんには、
なかなか厳しいキットとも言えるかも知れません。無論、缶スプレーで賄えば良いとはいえ、
キット指定色だけでも缶ペで揃えると膨大な量になりますし、缶スプレーが苦手とする細かい塗り分けも大変多いので、
それなりの覚語が必要です。大袈裟じゃなくホントの話。
筆塗りに関しては、自動車のプラモデルは多くの場合1/24以上のスケールモデルとしては
大きなサイズのモノが多く、その分各パーツも1/35とか1/72に比して大きくなっていますので、
可能な限り吹きつけ塗装で賄った方が断然綺麗に仕上がります。吹きつけで綺麗に仕上げたボディーの周辺に
筆塗りでゴワゴワした部分が点在するのって、悪い意味でチグハグになっちゃいます。
筆塗りの上手な方なら、巧いことやるんでしょうけど、私は下手っぴぃなので極力ブラシ吹き。
そのせいで、兎に角塗装に時間を取られました。
今回は、フルディテールに拘らず、カウル固定のプロポーションモデルとして製作しましたので、
少なからずエンジン周りの塗り分けやディテールアップで楽をしております。その分、
見える部分には全体のバランスを考えながら適度にディテールアップを施し、プラモデル特有の
大味な部分をシェイプする方向で製作をしました。
これまでの製作記で紹介していなかったボディー周辺の小物の話。
先ずエンブレムは表ページの掲示板でチョコッと書いたとおり、0.2mm真鍮板をデカールを型紙に
切り出して整形の後バフ掛けしてピッカピカに磨き、そこにデカールを貼って乾燥後エポキシを塗って製作。
ほんとはyoshiさんのブログに紹介されてたレンズパテなんかの方が経変に強くて良いのですが、
田舎者には入手が難しいのでエクセルエポで処理してます。
キャッチピンはモデラーズのセットから。モデラーズのボンピンセットは、
メーカーの生産が安定していないため、恒常的にレーシングカーを製作されるような方なら、
店で見かけたら大人買いしておくのが良い気がします。1シートに色々な種類のキャッチピンが入ってるのが災いして、
1種類辺りの数では1枚で1台程度しか賄えないんですよね。個人的には、同じ種類のものが
1シート全部エッチングされてるモノを、種類別に商品化してくれた方がいいんですけどねぇ。
尚、今回使用したタイプには下のベースと上のリングを繋ぐワイヤーまでエッチングで一体化されてますが、
このワイヤーが明らかにオーバースケールだったし邪魔に思えたので、切り飛ばして無かったことにしています。
キルスイッチ類は、モデラーズのF1用キャッチピンセットのオマケと
先述のボンピンセットのパーツを組み合わせて製作したものと、真鍮パイプを赤く塗ったモノを
装着して再現してみました。
ドアに付くゼッケン灯は、元々モールドされていたモノを型想いで型取りして
プラリペアで複製し着色した物を装着。
フェンダーミラーの鏡面は、洋白板を切り出そうかとも思いましたが、
キットが元々メッキパーツで鏡面が別パーツ化されていたので、
それにラピーテープを貼って済ませちゃいました。
写り込みが歪んじゃうので、やっぱり洋白の方が良かったかもとか思わないでもないですが、
手軽さではラピー貼りの方が圧倒的に楽です。
アンテナベースは、どっかのアンテナ用ベースパーツと思われる洋白の挽き物が
パーツボックスに転がってたので、塗装してそのまま使用。アンテナ線伸ばしランナーです。
反省点は多岐に亘ります。そらもうかなり多い。先ず、ボディーカラーが白ということで、
クリアーの厚吹きを極力避けたんですが、元々この頃のタミヤのデカールって
アホみたいにクリアーや溶剤を吸い込んで太りますので、時間かけて乾燥させ中研ぎ入れて
もう一回乾燥って事をやった方が良いところを、中研ぎ避けて一発研ぎにしたため、
クリアー層が不足してデカールの段差部分を攻めきれませんでした。
また、ウィンドウの鉢巻きデカールがウィンドウ側とボディー側で分割する必要があり、
それをクリアー前に合わせてそれぞれ貼り付け、そこにクリアー吹いて磨いてからウィンドウを再装着すると、
クリアー塗装の厚みの影響か、はたまた元々貼るときにズレちゃってたのか、
ともかくPORSCHEの文字が若干ずれてしまいました。
そして最大の反省は墨入れ。下地段階での彫り加減が甘く、全体的に太めに仕上がってしまい、
その影響で筋彫りの”非シャープさ”が、墨入れで誇張されてしまう結果に。
結構明るめのグレーで入れたんですが、それでもこの態であります。墨入れに関しては、
入れたり入れなかったりその時々で臨機応変に対応してるんですが、今回は入れない方がまだマシでしたねぇ。
入れちゃったもんはそう簡単に取れないため、もうこのままでございます。
今回、残念ながら個人的に満足度が低い完成となったこともありまして、
前々から試してみたかったことを実験してます。
仕上げ材として、最初に長谷川のポリマーを塗り込んで拭き上げ、
その後タミヤのモデリングワックスを塗り込むという方法。
マイカーを洗車するときに、ポリマーコートを施した上にカルナバワックスで仕上げるって事を、
もう随分昔からやってるんですが、模型用の世界ではどうなるんかな?と、
或る意味どうでもイイ話でもあるんですが、今回試しにやってみました。
で、どうかと言えば、大して変わらん(核爆。
何となくポリマーだけの時よりシットリ感が増えた気が激しくするんですが、
プラシーボって気もするのですよってレベルの違い。
むしろ今後経変でなんか問題出るかも(笑
こんな感じで漸く完成です。
後日、ギャラリー用画像とポロリ用画像を撮り直しすることとなりますんで、祭り関係の方、
今暫くお時間下さいまし。
風邪ひいてることもあるし、月末から又忙しくなるので、ちょっと模型製作はお休みです。
来月中頃に、次の製作を始めようかな?と考えております。今の予定では、以前紹介した如く
レベルのシェルビー・シリーズ1を作る予定であります。
その前に、ぶっちらかった部屋を掃除しなければならんです。この911GT1の御陰で、
半年間掃除機やほうきやバルサンを使用出来なかった(パーツの紛失や破損が怖いので)御陰で、そらもう悲惨なものです。
製作はちょっと休むけど、ネタはチョコチョコ上げますんで、今後もヨロシクおねがいしやす。