がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/24 NISSAN SILVIA(AOSHIMA) [3]

2007年08月28日 | 模型
 さて、ネタは伸ばせばいいのにWエントリー。展示会レポに続いてアオシマS13製作記です。

 前回はピンク版のバイナルまで進めてたわけですが、マジョーラ版の方のバイナルも描きましたので追加エントリーです。

 ヴェルテックス仕様ってのがキットのノーマルな状態ですが、このキットにはオリジナルデザインの
大判マーキングデカールが付いてまして、そのデザインを8割方パクってバイナルを描きます(笑
ならデカール使えよって話ですが、ここのシルバーの大判デカールは、クリアーコートが結構リスキーなのよ。文字程度ならいいけど。


早速デカールをコピーしてマスキングテープに写し、そこからエッジ部分だけ細切りを切り出して、
ボディーとボンネットに貼り付けていきます。サイドとボンネットのラインは繋がるのかと思ったらぶつ切りでした。
繋げりゃいいのにって思ったりもしましたが、面倒なのでデカール通りにマスキング。
マスキング完了後、先ずフィニッシャーズのピュアブラックを吹き付けます。
んで、次に色を乗せていくわけですが、今度は大阪のダディーズポケットって店で売ってるビスマスパールを使用。

パールの中でも金属感が出しやすいビスマスパールですが、本来印刷用のパール粒子である上に、
印刷物同様耐候性が低く、紫外線の影響を受けやすいそうな。でも、粒子の細かさ・反射の美しさは
他の酸化チタン・雲母系のパールよりも上の逸品(←店の広告の受け売りw)。経験値的に使用してみたかったので、
無理矢理このバイナルに使用してます。

先ず、黒地の上にビスマスパールをそのまま吹き付け。明るいシルバーになります。
次にシルバーで残す部分だけマスキングをし、先ほどのビスマスパールにシアンとヴァイオレットとで微妙に着色し
今度はブルメタを塗装。この使い分けのコンセプトは、丁度製作中にアマゾンから
映画「ロボコップ アルティメットエディション」のDVDが届きまして、「そうだ!」っつー感じで
ロボコップのシルバーとロボコップ2の薄いブルメタの組み合わせにしたってのは、ホントの話。

なんせ、今回のテーマは「頭悪そうな塗装」ですんで、発想も馬鹿らしくないとw

 バイナルのクセに三層べた塗りの影響で塗膜が厚くなり、ついでにマスキングの手間を省こうと、
一回のマスキングで三層全て賄ったため、マスクを剥がすと塗装の縁がささくれちまいました(汗
 
塗装がパールだけに、ウッカリペーパーで磨くわけにもいかず、このささくれをどうしてくれようかと・・・・w。

このパール、初めて使ってみたんですが、通常のパール塗装にも綺麗な反射が出て重宝しそうです。
それ以上に最近レイブリックNSXの青メタ部分とか、着色されたメッキ調の部分の塗装仕上げに使えるかも。
マクラーレンのMP4-22みたいなメッキ表現ってのは無理っぽいんですが、着色した場合のメッキ調感は良い感じです。
まだクリアー吹いてないので結論は明日以降ですが、他のパールと一線を画すメタリック表現であるのは
間違いなさそうですね。ただ、問題は先述の耐候性(紫外線)でしょうか。こればかりは検証に時間がかかりますな。


 その後ですが、結局ささくれはコンパウンドとか使ってささくれは除去したけど、
ペーパーやコンパウンドがウッカリOBしちゃった箇所は、折角のパール部分が少々傷んでしまいました。
ここはマスキング剥がす前に、ささくれ出るのを前提に保護用のクリアーを吹いておくべきだったっすね。
パールだけに、痛みはクリアーでも消えないと思いますが、それはそれ、この後貼るデカールにて
無理矢理誤魔化してみましょうってことで・・・。
コメント (10)
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なつやすみプラモてんじかい `07

2007年08月28日 | 模型

せんせい、あのね。なつやすみもおわりにちかくなったってのに
へんなおじちゃんたちがとしょかんにたくさんあつまって、
プラモのてんじかいをしていたよ。じどうしゃとか、ひこうきとか、
おふねとか、ロボットとか、たくさんかざっていました。
ぼくたちはしゅくだいでたいへんなのに、おじちゃんたちは
しゅくだいがないのかな?ぼくもしゅくだいきらいだから、
大きくなったらプラモつくろうかな?って言ったらお母さんが
「あかんあかん!あんなもんつくっとったら、くさいオナラがでるひとになるで!」
と、ものすごくあわててました。オナラがくさくなると大すきな
ジェシカちゃんにきらわれるかもしれないから、それはいやだなあ。
でも、プラモはだいすきなんだ。どうしよう・・・・



 そんな感じで(はぁ?)目下地元の図書館にて、模型展示会が開かれております。
模型クラブが発足してまだ二年ほどですが、大分・福岡の交流ある他の会の方とか、
会員それぞれのツテの方のご協力もいただいたりして、今回も400点以上の
作品が集まりましてね、お客さんも結構来てくれて、会の皆さん喜んでます。
因みに私、土日にも拘わらず仕事がクソ忙しいので、日曜の夕刻頃の後片付けに
参加しただけという有様で面目ない(汗。流石は幽霊部員といったとこでしょうか。

では会場の様子等・・・・・

会場は地元の小幡記念図書館ってとこ。地方の図書館にしては、中々小洒落た図書館でありまして、
結構広いホールも備えられてます。今回の会場はその大ホール。夏休み中の土日を二日間貸し切りでありながら
かなりリースナブルに借りることが出来るなんてなぁ、地方の良さなのかもしれません。
オマケに図書館ってことで、夏休みも終盤に掛かり、ウッカリお勉強をしに来た子供同伴の家族とか
サボってた宿題を抱えた子供なんかが、ウッカリこの魔境に足を踏み入れちゃうからさぁ大変(笑
予想を超える来場者があって盛況となりました。

 で、個別アップ等は来月正式稼働予定の会のページにて紹介しませうって事で、ここでは
私の勝手な視点による「まるで傍観者」なレポをwなんせ幽霊部員状態な私故、記載ミス等はご容赦を(を

 先ずは車関係。いつも会合とかで「最近車する人が少ねぇー」っつって愚痴ってたからか、
今回はかなりの台数が飾られておりました。台数はかなりですが、製作者は5~6人だったりする(汗。

あれ?

デジャ・ヴュ?ドッペルゲンガー??何時か見た光景・・・


↑会で知り合った車専の方の作品。会の中では少数派の研ぎ出し派の方で親近感を持ってしまいます(笑。
ちなみに、研ぎ出しは製作法のスタイルの一つで、自動車模型の定石では無いと思っております。
でも、同じ様なスタイルを好む方が居ると、やはり嬉しかったり。この方、国産の旧車模型愛好家で、
それも旧キットがお好みだそうで、最近の旧車キットには目もくれず、LSとかマルイとかを選択するという、
或る意味マゾな方です。この箱スカもフジミやタミヤではなくマルイとかアオシマを選択せずに居られないとか。

 これは日田の模型クラブHICの方からのゲスト参加の逸品です。ピンぼけですいませぬ。所謂昭和情景ですが、
製作スキルの高さもさることながら、リアトランクのコーラ瓶とケースの再現度がバリ高で懐かしい度200%。
ノンカロリーとかZEROとか言ってるのが恥ずかしくなります(笑


これも外(やはり日田の方かな?HIC)前にもこのブログで紹介したことがある作品だったかもしれません。
実際私もこれ見るの二度目なんですが、躍動感溢れる情景作品になってます。車モデラー的には、
割れたガラスとか、取れたドアミラーとかテンパータイヤとか、単にオミット・交換しただけではなく、
折れたドアミラーの残りカスとか、割れたウィンドウの残りとモールとか、内装含めてちゃんとフォロー工作を入れてて素晴らしい。

 続いて飛行機の展示。

度々交流させていただいてる築城の航空機モデラーさんや大分我流会の方々等々多数の御協力を賜りまして、
壁一面には実機の見事な写真が飾られ、キットも戦前戦後を問わず様々な作品を並べることが出来ました。
築城ってのは福岡県の町なのですが、我が町は大分県でも最北端故、実は別府や大分や日田より築城が近いのです。
しかも、築城には航空自衛隊基地がありましてね、そこに強力なツテが有る方々(ひょっとして隊員さん?)が、
市販の資料写真とかでも見かけないような超絶ディテールまで追われたF2支援戦闘機の画像なんて、オッサンはシッコ漏らしかけたよ。

我流会さんのスペースにあったパラサイトファイター。大物です。恥ずかしながら実機データを知りません。
でかさに反してキチキチッと歪み無く完成してて、実にカッチョイイ。

築城からのゲスト参加だと思われます。ハセ1/48の超ホーネット。50anvのダイヤモンドバックスっすね。所謂ガラガラ蛇。
一見派手ですが、コントラスト差も彩度差も激しいカラーリングを、綺麗に纏めて塗装されてます。私もジョニロのキット積んでますが、
こう言うのを見ると、他仕様も積みたくなるイケナイ衝動に駆られます。

ハリセンと言えばチャンバラトリオですが、此方は張り線が素晴らしい逸品。伊のカプロニCa42だと思うんですが、
三頭三尻三葉のバランス取りが非常に難しい機体の完成度もさることながら、繊細且つ正確なハリセンに釘付けです。

続きましてAFVジャンル。

模型の花形ジャンルにして、他の展示会ではメインジャンルであることが多いんですが、
今回の展示会では意外と少なめの展示。会員の平均年齢が若いことも要因の一つか?ちなみに私なんか、
この年(まだ四十路にはしばらくの猶予があるw)でありながら、会では歳食ってる方であることが判明^^;

これはデカイ。1/35の独重機関車と列車砲。列車砲だけでもかなりの大きさになるんですが、機関車も繋げて展示したので
長机でギリギリの大きさです。もうすぐ1/35の超絶ドーラ砲のキットが世に出てくるんですが、
この方、そいつも逝ってしまうんでしょうか?

ヴィネットに最近すっかり御執心の当会会長さんの作品。この展示会用の新作です。地面作ってフィギュアをポン置きしてんじゃなくて、
動きであるとか、それまでの経緯であるとか、それから先の運命であるとか、色々な情報を盛り込んで
一つの情景から色々判るのが見てて楽しい点ですね。どの角度から見ても、そうした楽しさが伝わってくるのが
360度情景の素晴らしさ。でも、その分構図とかフィギュアの細かい表情・仕草とか、非常に手間が掛かるんですよね。

さて、お次はキャラクター物。所謂ガンダムとかそっち方面ですね。恥ずかしながら、私はそっち方面にはとんと疎いので
巧く作品解説が出来ません申し訳ない。


他ジャンルに比して、量が非常に多いトコが、これが若さか(笑。これだけの数があって、アイテム的にバッティングが少ないのもスゴイ。
恐らく、現状の模型分野では、最も市場に活気があるジャンルだと思います。

これ、会の副会長さんの作品。前作も私のブログで紹介したことあるんですが、この機体の塗装も
”漢の筆塗り”です。
ありえねー(凄
御本人はエアブラシ欲しいなーとか言ってますが、これだけ巧く塗れるなら、エアブラシの塗装とか希釈エア調整とか
面倒くさくて逆ギレして持ったところで筆塗りにカンバックアゲインしそうな気もします。
 でも、どうやら遂に手に入れてしまった模様。

 さて、最後は艦船。一昔前は模型の王道だった艦船模型も、一時は模型誌でさえ殆ど取り上げられないマニアックジャンルでしたが、
近年「大和ブーム」や「潜水艦ブーム」のお陰もあって、目下市場で大ブレイク中のジャンル。それにも増して、
今回は艦船の力作が非常に多かったです。


そういやこれ↓も艦船だなw

日田の方からの借り物ですが、ほんと何度見ても良く出来てますねぇ。ギミック満載で、出品者さんが
リモコンまで貸し出してくれたお陰で、来場者、特に子供達がギミックをメタクソ喜んでおりました。
 更に艦船物からは・・・

↑この二艘。全長1m楽勝オーバーの巨大な木製ソリッドモデル。即ち、図面引くトコから始まるスクラッチビルドです。
もうね、言っちゃ何ですが、これ飾ってるスペースだけ博物館・美術館オーラが漂ってました。
製作の様子が図面引きから完成まで、工程ごとに写真に収められてましたが、そら物凄い手間です。
ムク素材を削り出してどうこうって工作じゃ無いっすから、板一本から正確な寸法が要求されますんですよ。
適当いい加減がモットーのオレちゃんには、まさに異次元な製作風景でした。

 と、こんな感じの展示会でした。土日も別に休日じゃない私であります故、両日とも僅かな時間しか参加出来なかったのですが、
実に楽しい一時となったのでした。
コメント (6)
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