がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/20 LOTUS 95T 【20】

2008年06月02日 | 模型
こないだのとは違った意味でのジェット機VS四輪車




 ども!出張だったのに何故か楽しかった週末の@河童です。出張先でね、kazuさんが作ってる
タミヤのGT-Rキットを買おうと思って、模型屋とかヤマダとか行ったんですけどね
どこにも売ってないですよ!?
つか、出張先はともかく地元では再販アルファさえ見かけやしねぇ。昔はタミヤのプラモだけは
どこでも買えたような気がすんだけどなぁ。社長交代してパンツのゴムでも弛んだか??まぁ慌てて買うもんでもないし、
そのうち見かけて安けりゃ買おうかというグダグダ姿勢にて待ちまひょ。で、GT-R売ってなかったけど
何故かヤマダという家電量販店で、モデラーズのカーボンデカールが400円で大量在庫してたので、
悪い癖出て大人買い。モデラーズのカーボンデカールは、10年くらい前出てた旧版だと目が斜めに入ってて、
実に無駄なく使えたのだが、現行品は縦に目が入ってるので、斜め使いしようとすると端切れが沢山出ちゃうんですよね。
でもこの価格だと3枚買ってST27一枚分で一応カルトグラフデカールって事なので、やっぱりお得です。


 さて、ロータス95T。製作記も20回目を迎え、とうとうクリアーコートの段階まで進めることが出来ました。
デカールですが、カルトグラフ製ではなく国産デカールだそうで。質感的にエッフェ製っぽく感じるけど
実践使用経験が実は無かったりするので(汗、断言は出来かねます。で、貼ってみた感触ですが、
これが思いの外全然貼りやすい。ストライプなのでデカールが薄すぎると貼るのに手こずってしまう事が多いんですが、
このデカールは実に貼り易かった。真っ直ぐ貼る際の腰の強さと、少し曲げたいと思ったときには
意外なほどフレキシブル。余白が多いのですが、このキットにはスペアデカールは言うまでもなく、
予備のラインさえ入ってない断崖絶壁1ミス命取り仕様なので、
拙って歪んだりしないように余白はいつもより多めに残して台紙から切り離してます。
水離れも良いですが、「水離れが良い=糊が弱い」っていうパターンも考えられるので、念のためセッターを使用。
デカール軟化性能が一番低そうなマイクロスケールのSETを今回は使用してます。
尚、コクピット両脇内側の壁面と、前方のモノコック露出部にはモデラーズのカーボンデカールを貼付してます。


 デカールでの失敗が一点。コクピット右脇のゼッケンですが、リベットに被るように貼ったんですけど、
その際クレオスのソフターを使用して馴染ませようとしたんですが、思ったように軟化してくれなくて
なら蒸し綿棒でと作戦変えたらあっさり定着。結果全ての凹凸に掛かる部分には蒸し綿棒攻撃で挑んでるんですが、
暫くしてみると画像の矢印部分だけ歪んじまいました。スペア無いので泣き寝入りです(笑。

ここだけ最初にクレオスのセッター使ったので、多分その影響がうっかり出ちゃったんだと思います。

 以前のエントリーに書いていたとおり、このキットのデカールには不備があります。

画像のヘッドレスト部分のJPSマークが入っていないのです。ドライバーが乗ってるときは頭で隠れるので
メーカーが見逃しちゃったんでしょうかね?仕方ないので手持ちのジャンクから同じ色合いの物を投入。

 その他、風防に貼るJPSロゴもデカ過ぎ。正確には風防がちょっと小さい訳ですが、
キットのデカールのサイズだとエア取り込み用の小穴が開けられないので、これまた一回り小さい物を調達。
まぁここらは先述の”無い”ってのに比べるとマシですが、手持ちのジャンクにも色合いとサイズが丁度良い物が無く
妥協できるサイズの物を貼りましたんで、今度はやや小さめになっちゃったかも?
 あと、この風防のような塩ビパーツにクリアー入れる場合、特にラッカー系クリアーはうっかり塗膜を割っちゃったり
或いは定着が悪くて剥がれちゃったりとかのトラブルが起きる可能性があるので、定番手法とは言えないかも。
一応、シールドの切れ端に同じクリアーを吹き付けて、乾燥後にマスキングテープを貼って、
少々乱暴に剥がしてみるという検証を経て、塗膜が曇りもせず剥がれもしなかった事を確認してから塗装してます。
塩ビパーツの質によっても巧くいったり×だったり区々ですしね。

 レーシングカーのキットって、デカールというのはパーツ以上に重要です。パーツなら色々なリカバリー方法を
多少のスキルを要求されるとはいえ、誰もが用いる事でトラブル回避の道があるんですが、
デカールの場合、自宅や周辺の仲間内にデカール自作環境が無ければどうにもなりませんし、
例え有ったとしても、この車のようにロゴの色が統一されてるような場合、色合わせが非常に難しいのです。
 今回のように不足とかってのは、購入したユーザーをガッカリさせるには余りある話。
最低でもスペアデカールのメーカーストック、本当なら不足分を請求者に送付する事でのフォローが必須だと思います。
そういうメーカーサイドでのミスのリカバーという”手間”を惜しむような姿勢だから、
昔からスタジオ27の出すデカールには、ロゴ不足やロゴミスが絶えないのでしょう。
私の場合、フォントがちょと違うとかロゴサイズが少し大きいの小さいのってのは、
ガレージキットメーカーであることを考えれば全く以て許容できる方なんですが、国産ガレキメーカーとして
もう随分長く商売続けてるんだから、せめて国内ユーザーには相応のフォローをお願いしたい。
今回だけではなく、このブログを開始してから、ST27のキットは二つめで、二つともデカールの不足で難儀しましたし
更にデカール単体品ではロゴ不足を黙認して完成させた物が一つと、製作断念した物が一つと計四度掴まされてるので
流石に記載しておこうと思いました。直近では、スペアデカールを積極的に放出してくれるようになったらしいとも聞くんですが、
それは凄いことではなく当たり前のことだと考えていただきたい。
世の中、大判デカールを一発で決めれる上級者ばかりじゃ無いんすから。こんなこっちゃ益々キット市場から人が減る。

 それと、JPSロータスのキットのデカールには、予備として使えるようストライプを余分に印刷してくれると嬉しいですな。
デカールをコピーしてパーツに仮合わせしてみたら、全体的に少しデカールの方が大きかったため、
何カ所かでストライプを切断したりロゴを切り離したりして対処してます。特にウィング関係は
ストライプで囲むようなデザインになってるので、この現物合わせ切り貼り作業は必須ですが、
ここらは1/43だろうが1/20だろうが、JPSの様なストライプデカールでは或る種御約束ですな。


 デカール貼付後、24時間自然乾燥させて流水で余分な糊や貼付時に付いちゃった手垢などを洗い流し、
更に乾燥ブースで48時間断続乾燥。全くの自然乾燥なら概ね一週間乾かすくらいの感覚か?
 で、一応初めて使用するデカールっつー事で、捨て吹きの捨て吹きみたいな状態からジワジワ時間掛けて
塗っては乾燥塗っては乾燥を、薄ーーく何度も繰り返して様子を見てみましたが、どうやらこのデカールは
結構クリアーには耐えるタイプの様です。貼ってるときから思ったんですが、恐らくインクが強いというのではなく、
上層のフィルム部分が、旧来他社製の国産デカールより強いんじゃないでしょうか?
その分、フィルム層が厚いらしく、どのくらいの厚みで研ぎ出し可能なレベルになるかが、経験値が無い分判断し辛いですな。
 使用したのはフィニッシャーズのオートクリアー。ガイアのEXクリアーとかクレオスのスーパークリアーⅢとか
最近は色々な良質なクリアーが話題になってますが、私は慣れもあってコレが好きなようです。

 で、取り敢えず”捨て吹き1→捨て吹き2→馴染ませ吹き→下吹き→本吹き×3”まで進めて暫し乾燥モード。
 デカール上のクリアーまで研げれる状態になったら中研ぎ入れて、最終のクリアーまで進めようと思います。
まだ、細かいパーツで未着手か途中で止めてる部分が残ってますんで、ボディーと並行してそこらも進めねばならんですな。


 で、ここに来てボディーに色も入ってロゴも入って、ギアボックスとかコクピットとか
面倒くさくてモチベーション下げちゃうパートも終わってるという精神的余裕からか、
漸くヒロ模祭りに参加するキットをフェラーリ412T2カナダGPに決めました。

レジンの質から考えてなるべく早く作った方が良さそうなキットから選ぼうと思い、当初は
・ウィリアムズ FW16 サンマリノGP
・フェラーリF2003GAイタリアGP
・マクラーレン MP4/5 日本GP
の内どれかを選ぼうと思いましたが、
FW16→どうもメーカー完成見本を見てると気にくわないのだが、何をどうすれば気に食うようになるかがさっぱり見えないw
F2003GA→全く以て出来が雲泥の差とはいえ、以前ST27のGAを作ったのでネタが被ってしまう
MP4/5→MP4/4やMP4/5Bなら資料が掃いて捨てるほど有るのに、MP4/5だけA級アイドルの恥ずかしい写真並に手に入らない。
という、どれもはぁ?な理由な訳ですが、棚を吟味した結果
・ゴクミの旦那である
・シチリア島の血を持つ
・グッドイヤー→ブリジストン→ミシュランと転がしてたくせに何故か東洋タイヤのCMに夫婦で出演した
・勝ってる
・資料が沢山ある

という理由から、412T2アレジ号にしようと、棚から引っ張り出してきて机の横に待機させてます。
コメント (16)
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