がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/24 FIAT ABART 695 Tribute FERRARI【2】

2010年09月16日 | 模型
 クソXPが勝手にアップデート始めやがって、エントリー入力途中で睡魔に襲われた俺ちゃんは
折角書いた記事全文を、クソWindowsの自動再起動で失った訳ですよ、おはろ~。@河童です。

 今秋発表される予定の各社新製品。前回のエントリーで再来週辺りと言ってたわけですが、
思ったより早くネタがゾロゾロ出てきました。

 先ずはアオシマ。この春は大ヒット商品”小惑星探査船はやぶさ”で話題を浚ったのも記憶に新しいが

今度はマグロ漁船!?だそうです。しかも喫水線仕様とフルハルの二種同時発売という力の入れよう。
このメーカーは、ほんと他の何処もが行かない方面に果敢にチャレンジするなぁと至極感心。買わないけど(笑
いや、ウッカリするとポチりそうである。クラクラさんなんか食いつきそうなネタなんだけどな。
 ちゃんと車も頑張ってくれてます。この秋の期待は二種。先ずは

LP5000QV。エアロのラインとかもイイ感じですし、フジミのカウンタックシリーズで露骨にダメ出し食らってた部分が
アオシマ版では試作を見る限りではありますが殆ど解消されている印象。価格がLP400に比べて500円位上がってるんですが
ショップのアナウンスではインレットとか多少のエッチングは付いてるらしいので、価格相応なることを期待してアナウンス即ポチり済。


 それともう一台はSL65AMG。以前SL63AMGはキット化されましたが、そん時は「キット化するなら65じゃね?」というのもあって
結局買わなかったんですが、AMGとは言えメルセデスなのにヘンタイフェンダーにヘンタイダクトにヘンタイエンジンなSL65ですから
これは迷うことなくポチりました。エッチングやインレットが別売りなのがチョト残念。
 他にもポチってないですがGRBインプSTiとかCR-Z(←これはフジミ(汗)とかもアナウンスされています。っつーか、アオシマには是非
ブレランのポリススピナーをキット化して欲しいんだけどな。今回も当然アナウンスの影も形もありません。

 続いてハセガワですが、意外なことにF-1の新製品のアナウンスは無し。前回のバッティング騒動の影響もあるんでしょうか
会場発表までシークレットになってるのか、はたまた新開発のバイクキットに全力投球で今回はスルーなのか今のところ不明。
マルティニ版ロータス79とか出てくると予想してたんですが、出てくれば出てきたでまたもタミヤとぶつかっちゃいますな。
 車以外では、F-4J VX-1 VANDYが久々のリリース。デカール一新ってのに釣られて実は已にポチっております(笑

 大昔の限定版仕様の黒ウサギも積んでるんですが、20年ぶり位でシュリンクを開けたら、デカールが死んでるのが発覚して
海外通販を頼って扱いにくいドライデカールを入手したあの苦労はなんだったんだろうと思いつつ
好物って事で止められませんでした(笑。割引店で買うと3000円を大きく割り込む価格だったこともポチった要因であります。
アイマス機もモノグラムだけじゃなく独レベルやズベズタのキットまで投じてシリーズ継続中。
ただ、オッサンはもう興味を失ったので何が出てきても端からスルーです(笑。
 Ma.Kでは1/35のナッツロッカーが遂に登場。

ナッツ本体だけではなく、同スケールのグスタフとメルジーネが付いてくるんですが、前回のルナダイバー付属のスーツも
単体発売しても金取れるレベルの秀逸な物だったので期待大。っつーか、そろそろMa.Kの積みも気になる個数になってきてますんで
頃合い見て作らないとイカンですな。
 イカンですなと言いながら


WAVEのラプターもしっかりポチってしまいました。以前発売された特装版のキットの再販じゃなくて
近年新規開発されたSAFSベースの新金型キットって事で、これまた楽しみにしております。
 また、ちょっと先の話ですが、年明けには久々に旧ニットー版のホルニッセ(スダコ砲ぢゃないよw)が3Qシリーズとして再販される模様

 流石に我が家にも旧版を積んでますんで、メルジ搭載用部品とかの新機軸が盛り込まれていない限りはポチる事はないんですが
Ma.kに興味があるけどホルニッセ持ってないって御仁には是非奨めたいキットです。PKA買うとホルニッセが付いてくるとか
ホルニッセ買うとPKAが付いてくるとかで考えると結構お得(笑

 お次はフジミ。目下お手つき中のアバルトの中途半端加減から来る「またかよ」感も手伝って、あんまり紹介したくない(殴
 ロータス97T。春に試作が公開されていたので既成事実化されていましたが、年末にリリース。

よせばいいのにポルトガル仕様とか銘打ってるから、ヘタ打つとコアなファンからのチェックが厳しそうです。
ロータス97Tはロータス79に負けず劣らず1シーズン中のモディファイが非常に多く、また黒い車体色のお陰で
資料なんかを見てもディテールが判りにくいんですが、フジミは何処まで再現してくるか?セナ物として仕様を選択したんだろうけど
どうせJPSロゴ入れられない時点でポルトガル仕様じゃないんだし、イギリスかドイツ仕様って事にしておけば
JPS無くとも月桂樹入れて体裁取れたのにねぇ。97Tは大好きな車なので取り敢えず一個はポチっときました。
 前後してリリースされるMP4/5スパとかFW16英田とかは怖くて買えない(笑
 あと、ようやくここに来てロッソの呪いが解けたのか、F22に続いてF35も早々にキット化。
F22が中々良い内容だったらしいので、F35にも期待できるか。ハセガワは先越されちゃったですね。
ただ、実機もまだ実際には未配備な状態ですから、マーキング等含めて慌てて買う必要はないと判断して今回はスルーです。


タミヤは、ホビーショー用のプレスリリースは出てるんですが、ショップへの発注表とかは
まだ出てないのか今のところ予約を受け付けてませんでしたので、まだ何もポチってません。



 さて、アバルト製作記の続きです。極一部のツイート野郎は御存知の通り、実はもう日曜の段階でデカールまで終わってます。
前回のエントリーで色々不満点を書きましたが、良い点も多々あるキットでして、恐らくですが
ノーマルのFIAT 500のキットは、ほぼ満点の出来のキットなんじゃないでしょうか。ただ、このノーマルの出来に胡座をかいて
安易に商魂逞しくヴァリエーションを展開させたことが藪蛇だったと。
 
 ボディー成型の手間いらず度は、目下製作中のタミヤ・アストンと肩を並べるレベル。パーティングラインも
殆ど表に現れない設計になってるし、ヒケも不思議なくらいに皆無に等しい。前回エントリーの後に
クレオス1000サフを入れて磨いてみたんですが、一発目のサフでサフ吹き終了しました。
 画像で所々サフが剥がれてる部分がありますが、こうした部分は研ぎ出し時に下地コンニチハのリスクが高いところ。
こうやってデジカメで撮っておくと、研ぎ出しするときに役立ちます。まぁ大抵はエッジ部分なんだけど
物によっては思わぬところが剥げやすかったりする事があります。

 ドアノブ部分は結局デフォで彫られた彫刻を削り取ってしまい、丸い凹みはリューターで削って再現。
方法は、
①丸カッターのビットで凹みの中に埋まってるドアノブの残骸を削り取り、
②ダイヤモンドヤスリビットの球体タイプで凹みの中を整えて、
③砥石のビットの球体タイプの物で凹内側を均し
④最後に流し込み接着剤を凹み内部のヤスリ掛けで荒れてしまった面の上に塗布して滑らかにする
 っつー方法。ミソは最後の流し込み接着剤でしょうか。入り組んだ場所のパーティングライン処理の仕上げ手法の応用ですな。

 
 下塗りのピンク。
 
 ピンクってよりオレンジに見えますかそうですか。ボディーカラーが実車で言うところのスクーデリアロッソで決め撃ちしなきゃなんないので
それを見越して白に混ぜる赤に黄色を加えています。使用したのは、ガイアのEXホワイトに純色の赤と黄。
純色赤って過去にガイアから一度だけ商品化されたんだけど、マゼンタにイエロー混ぜりゃいいじゃないかって事か
その後はプレミアムレッドっていう特殊な顔料の赤以外では出てきてないですな。勿論マゼンタにイエロー足せば赤になるんですが、
オレンジに振る場合には更にイエローを加えるか、イエローをベースにマゼンタ足すかって事になり
純色といえど混ぜれば混ぜるほど彩度が下がるのでちょいと加減が難しい。なので今回は赤から色相弄ってます。


 ベースからにコートしたのは、ガイアのプレミアムレッド。これも原色赤の一種なんですが、
原色と言っても使用する顔料で色合いが変わるんですが、この赤は物凄く彩度の高い赤。以前購入して直ぐに
テストしてみたことがあったんですが、隠蔽力が全くない(クレオスの現行クリアーレッドに近い)塗料なので、
逆に言えば変に多色を混ぜて彩度を落とさずに、下地の色で色相を動かすという塗装に丁度良い赤です。
何も混ぜずに塗る場合は少しコツが要ります。コンプレッサーの圧力を低め(0.05Mpa以下)にして、
希釈を薄め(1:3~1:4)にし、口径の広いブラシで塗料を乗せていきます。要するにキャンディーカラーの上塗りと同じ。
加減をミスると簡単にムラが出来るので通常のソリッド色よりはやや面倒かも。

 で、早速に塗ってみた。塗り重ね具合で発色が変わるので、希望する赤になるまで薄く何度か塗り重ねてます。
 
 5回くらい重ねたところで、概ね希望するところ、即ち通常は赤に見えて光が当たるとハイライト部分が
朱色っぽくなる鮮やかで明るい赤になったので塗装終了。実際のスクーデリアロッソがどうなってるのかは知りませんが(笑
自分のイメージではこんな感じ。この赤、自分ではすっかり気に入ってしまったので、また何かの機会に使ってやろうと思い
下塗り用のピンクをスペアボトル大1本分増産しておいた。

 塗装が乾いたらデカール貼付用のクリアー層を一層作ってクリアーが乾いたらデカールへ。
ここで罠が仕掛けられていることを知り、フジミに貞子のビデオを送りつけてやろうかと思った。
 
罠①:エンブレムがキットのモールドに全く合わない。
 っつーか当たり前の話。キットのモールドはFIAT500のエンブレムで、デカールに入ってるのはABARTHの毒蠍

エンブレムの彫刻を削って枠を自作しない限りデカールが合うはずもない。っつーか、インストにはエンブレムを削れとか
何の指示も無いので、ABARTHに詳しくないオッサンはデカール貼るときまでこの大問題に気付かなかったです。
フロントはデカールをエンブレム部分だけトリミングしてやれば枠内に貼ることが出来ましたが
リアはもうどうにもなんない。FIATの枠に毒蠍を収めろなんてのは物理的にリームー
なんせ勢いだけで作ってるので、シンナー風呂→スタートに戻るみたいな事はする気もないし
トランク部分だけマスクして作業するにも色合わせが難しい赤をつかってしまったっつーことで、
□の枠内に無理矢理毒蠍を填め込んで、後は枠を塗るときに無理矢理誤魔化すことにしました。
罠②:特徴であるストライプのサイズが変。ボンネットとルーフ部分は長めなのにトランク部分は寸足らず。
で、貼らなくて良いリアスポ裏部分も無駄に用意していて、インストでは貼れと書いてる。貼った後気が付いたよ。
トランク寸足らずは、継ぎ接ぎすると継ぎ目が目立つシルバーのデカールだし、どうしようか迷ったんですが
エンブレムでテンション猛烈に下がってたので、もうどうでもイイヤって感じで貼りました。ついでにトランクだけセンターもずれた(笑
塗装で処理すりゃ良かったのに、面倒くさがってクソメーカーのファッキンデカールを使おうなんてのが間違いの元。

 デカールなんて自作すれば良いじゃないという御仁も居られましょうが、こちとらそんな心の広いユーザーではありまへん。
が、エンブレムは今後の展開次第では、自作する必要があるかもね。

 製作そのものは、手が遅い俺ちゃんですらたった二晩でここまで辿り着いちゃうんですから、よく出来たキットなんだと思います。
その出来の良い筈の商品を、自らのいい加減な仕事でダメにしてる訳で、勿体ないのを通り越してアホちゃうか?と思ってしまいます。
普通物作りする人の心持ちってのは、「商品を販路に乗せる=我が子の門出」ってんじゃないですかね?


 っつーことで、実はもう塗装はクリアーコートを済ませて乾燥機に入って全力乾燥中なんですが
字数制限が来たので今回のネタはこれにて終了。御読了、誠に有り難うございました。
コメント (10)
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