がらくたどうBlog

模型趣味とその他諸々

1/24 FIAT ABARTH 695 Tribute FERRARI【1】

2010年09月12日 | 模型


 前回のDBSのエントリーで書いてた面倒くさい作業ってのが、リアディフューザーやドアミラーにカーボンデカール貼る作業だったんですが
貼って乾かしてクリアー吹いて乾かして研いで半艶にしてとか絵にもならないし、手持ちぶさたなので、
次のネタを仕込もうと思ったらデカールにチョイ難有りが発覚し、んじゃぁってことで手近に転がってた

コイツをサササッと作って時間を潰そうと思った今週末(笑

で、取り敢えず確認が必要なパーツを一式使用して組み上げてみました。


これがサササッと組み上がったかと言えばさに非ず。

流石フジミ!
パーツ精度を上げようと思ったのか知らないが、各パーツの勘合がメチャクチャにタイトです。
の割にバリとか歪みに簡単に影響を受けちゃうので、結果として組みにくいという(笑

流石フジミです。

特に問題になったのは4箇所。
先ずはウィンドウパーツ。

仮組み時にボディーとシャーシを合体させてみると、先ず以てシャーシが入らないと来た。
同社のDINOの様にあからさまに入らないんじゃなくて、微妙に入らないって感じ。で、色々チェックしてみたら
先ず窓のパーツがボディーに嵌らない。干渉部位を調べたらクリアーパーツ側を削って調整すべき箇所と
ボディー側を削って修正すべき箇所が出てきて面倒くさくなったので

フロント&ドア窓とリアクォーター窓とリア窓に分割してみたら、キチンと収まった。が、フロントウィンドウは
キチンとし過ぎていて塗膜を傷めそうな気がしたので、上辺左右端を少し削ってはめ込みを少しだけ緩くしてます。

 それから、これもウィンドウと関係有りな部分になるんですが、バスタブのシャーシ固定用ダボ

がタイトすぎて、これによってシャーシとボディーの合体時に色んな箇所にストレスが架かります。
なので、これもダボの根本を少し削って緩めにしておきました。他にも窓の下辺とかバスタブの周囲上面とか一皮くらい削ったら
随分具合が良くなりました。

 また、ライトやグリルの取り付け構造を考えると、バンパーは先付けになるんですが、どうも後付を基本とした設計になってるのか

↑の○部の辺りが干渉して前後バンパー、特に前バンパーに物凄いストレスが架かります。
なので

干渉部分をリューターでガリガリと削り取ってやったら、すんなり入るようになりました。

 また、タイヤ&ホイールに難有り。ポリキャップがタイトすぎて収まりが悪い上に、205/40R17サイズの筈だけど
元のチンクのタイヤを安易に流用する事を前提に作ったらしく、15インチのタイヤになってます。刻印は215/50R15。

タイヤホイールセットは手持ちにも色々ありますが、暇つぶしアイテムに使うほどセレブではないので
ここは渋々キットのまま。
 ポリキャップも使用しないで接着した方が楽そうです。ホイールの受けはアップライト側にキチンと設けられていますので
ポリキャップ無くても問題はないと思います。
 シャーシの組み立てに関しては

特に問題となる部分はないんですが、とにかく先述の15インチタイヤを使い回したくって仕方なかったらしく
折角専用ブレーキ部品とか用意されてるのに、何もかもが15インチタイヤの悪影響を受けてて、専用パーツの意味があまりありません。

嗚呼、この辺りがフジミだね。



 組み立て上の問題は概ね把握したので、今度は外観上の問題をピックアップ。シャーシや内装で
元ネタのチンクの名残を(っつーか、殆ど「まんま」なのだが)残しまくってたので、多分外観もそうだろうと思ったら案の定。
 
 ルーフには前後に分かれるスジボリが入っていますが、実際は一枚板。なので元を埋めて彫り直す必要がありますな。
 サイドステップの上にある500のエンブレムとモールっぽい出っ張りもこの車には無いので削り取る必要有り。
あと、ドアノブは一体モールドされちゃってますが、この車だとノブだけメッキパーツになっちゃうので
どうにかせんとイカンですなぁ・・・・。

 あと、この車は左右各々2本ずつ計4本のマフラーエンドの筈ですが、キットではこの部分に追加パーツは無し。
 他にも内装でシート・ステアリング・メーターコンソール(ナセルや追加メーター)等々悉く500にされてます。塗装で誤魔化すかな?

 文句は多々垂れてますが、車両の外観は、特徴を巧いこと捉まえていてイイ感じです。要するに基幹商品は出来が良いけど、
ヴァリエーションではヤッツケ仕事になってるという、最近のフジミのパターン通りってヤツみたいですな。
っつっても、ムルシとかガヤルドみたいな厄介な部分は無いですから、変に凝らなければサササッと済みそうな感じ。

車高はキットそのままだとこれくらい。もうちょっと下げようかな?と思わないでもないけど、
下げても0.7~0.8mmってとこで落ち着きそうだったので、面倒だしこのままにしとこうかな?


 とか色々考えながら作業してたら、

ボディーは基本工作終了。こっからサフ入れてミラーの取り付けどうすんべとかサイドマーカーは如何ななさいましょうかとか
まぁチョコチョコやる訳ですが、勢いに任せて面倒なとこを土曜午後だけで全部済ませられた。俺ちゃんにしては奇跡的速度(笑
 まぁ、明後日から怒濤の出張連発が待ってますんで、そう安々とは行かないんでしょうけどね。



そらそうと、漸く秋の見本市以降の新キットの話がチラホラ出てきました。今年は何故か全く情報が入ってこなくて、
というか拾おうともしていなくてですね、今頃になって何が出てくるんだろうと思ってましたが、
どうやら秋も車関係はF-1が多そうです。フジミはやはり97Tを出してくるんでしょうか?97TもT79に負けず劣らず
レース毎の仕様に様々なヴァリエーションがあって、そこらを追求するとなると黒の外装も相まって結構四苦八苦すると思うんですが
果たしてフジミに追い切れるか?良い方に期待したいですな。っつーか、まま勢いで98Tも出すんでしょうか?
97Tはともかく、98Tは先頃出たヒロのがプロポーションキットだったので、個人的には中身に期待したい。
 タミヤは已に正式発表済みですが、ハセガワがアナウンスするとは思ってたけど、予想外にタミヤが
ロータス79マルティニ仕様を出すとのこと。多分3番シャーシの改装型(でないと相当な追加パーツが必要になるはず)だと思いますが、
この商品展開は、実はタミヤには非常に珍しい展開だったりします。市場的にF-1が美味しいことの表れですな。
あとウルフWR1とかかのM23まで出てくるとな!?。
 他にもWAVEが以前のキットの再販と思わせて、現行SAFS系のパーツ替えでラプターを出すとか、
ハセガワが今度はバイクを出してくるとかネタが少しずつ出てきてますが、再来週には当日発表もの以外のネタは
概ね出揃うと思いますんで、その頃改めてネタにしようと思いやす。
コメント (10)
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