さて、アマゾンのプライムってのが有るじゃないですか。私の住んでる町のように、買い物不便の地のド田舎だと、欲しいモノが出来ても店には置いてない取り寄せねばならんという事で、
ご多分に漏れず週に何度かアマゾンの段ボールが届いてしまうんですがね、そういう環境だとアマゾンのプライムの会費なんて容易くモトが取れるので、当然入ってるわけです。
で、そのサービスの中に、プライムビデオサービスってのがあって、正直映画は音響がショボいので見てらんないんですが、海外や国内のドラマが全エピソード見れたりするんですね。
で、その全話パックにはアニメもある訳で、そのラインナップに「化物語」が入ってきました。
これ、タイトルだけは知ってたんですが、キャラクターの絵面やタイトルの禍々しさもあって、正直興味も無くスルーしてきてたんですが、
試しに第一話を見始めて、「なんだこりゃ、面白いじゃないですか!!」と目からウロコ。そこからプライムの放送分は全話見て、
更に続きが気になるからとツタヤにレンタルしに行って、まんまとドハマリしちゃってねぇ、、、
「パナいの~」っつー感じで、クレーンゲームでフィギュア獲って喜ぶオッサンです。何が気に入ったって、その設定と演出ですね。
通常、この手のアニメーション作品は、キャラが立ちすぎて付いていけなくなるんですが、本シリーズの場合、ナレーションが重役を担っていて
視聴者はあくまで傍観者として箱庭を眺めるように物語を追えるんです。そして、そこに描かれるヴィジュアルセンスが非常にセンセーショナル。
第一シーズンが2009年に初放送だったらしいので、オッサンは8年近くもスルーしてきたんよね。もっと早く知ってれば、ON AIR録画コレクト出来たのに。
で、今からBlu-Rayで収集開始しようかと思ったものの、この国のアニメーション作品はパッケージ化されても価格が凄く高いんです。
海外版の2倍3倍当たり前、コレクターズボックスなんかだと場合によっては10倍近くの価格差になります。しかも、最近では海外版の個人輸入を警戒してか
ソフトではなくハードウェアのMENU言語選択を利用して、日本語環境で設定された機器では再生させないようなトラップを仕込んだり
日本語音声をデチューンしてたり、まぁ色々有りまして昔ほどのメリットが無い作品が増えてんですよね。っつーことで、日本版だとどれくらいのコストになるのか
オッサン計算してみたら、マトモに買うと軽く20万オーバーでんがなまんがな。っつーことで、一気オトナ買いは諦めて、少しずつ、毎月のローンを払うように
気が付いたら全部揃ってた状態になれば御の字程度で買い始めたわけですな。
最初にカナリ安くなってきてた1stシーズンのBOXを購入、次にショートストーリーを連ねて構成された暦物語、それから昨年から今年初春に公開された三部作の傷物語の
第一弾と第二弾と買い進めておりましたら、4月になって終物語の最終章が今夏に放送されることと、それを見越してすでに放送済みの終物語の3エピソードが再放送され始めましてね、
更に6月に今まで高価な単品発売しかされてなかった2ndシーズンがコンプリートボックスで出ると発表され、更に7月に傷物語りの第三弾がリリース決定。
そこいらを毎週録画予約と商品予約入れてみたら、自前で揃えるべきは偽物語と憑物語だけになるんじゃね?って感じで、コンプリートへのハードルが大きく下がりました。
これはもう今年でナントカしようと思います。オッサンでも面白いモノは面白いんだから仕方ない。
それから、今年になってからBS11の深夜枠で放送されていた「幼女戦記」にもドハマリしました。最初はね、ガルパンとか艦コレとか、
いわゆる「その筋のモノ」が好む萌え系ミリタリーアニメかと思ってスルーしかけたら、BS11での放送直前にニコニコ動画で第一話の放送が無料でありまして、
それを偶々見掛けたら、これがもうバカな内容で面白すぎた。こんなの作って自称意識高い系の偽善者が騒いだりしねぇのかな?と余計な心配しつつも、
BS11での放送に毎週録画を仕掛けたのは言うまでもない。オッサンでも、面白いモノは面白いのだよ。
堅物合理主義無神論者のリーマンが、リストラした社員の逆恨みでヌッ殺されるんですがね、死の間際に自称”神”が「オマエは信仰心が足りないから人生をリブートさせる事にした。
今度こそキチンと信仰を持ってマトモな人生を歩みなさい」とか宣告しながら、異世界に転生させられるというストーリー。その転生させられた異世界ってのが、
我々の時間空間軸で言えば第一次大戦と第二次大戦の中間期と重なる時代で、世界情勢もドイツ第三帝国とソヴィエト連邦と連合国の三つ巴覇権争いの最中にクリソツな状態w
流石に国名や組織名や人名は全部違うけど何となく似てるから危ない危ないw で、その帝国にて孤児となった一人の幼女が、先の転生させられたオッサンな訳。
魔力という我々の世界には存在しない力が、この異世界には存在していて、転生しただけではなく類い希なる魔力を有することが発覚した幼女は、僅か九歳にして従軍。
その膨大な魔力と、転生前の世界で得た第一次大戦と第二次大戦での世界情勢の歴史学的知識を活用して、僅か10歳にてエリート軍人になっちゃってっていうお話。
見た目はパツキンの幼女だけど、やってることは自身の保身と立身出世しか考えていない合理主義者のオッサンというギャップがムチャクチャ面白かったです。
今月頭に最終回になったけど、こっから更に面白い展開になるらしいのだが、、、、いわゆる萌え要素も女性がハマりそうな要素も少ない(っつー意味ではオッサン向けw)ので
続編が製作されるかは定かではないらしい。アニメの業界ってのも、ナカナカ採算ラインって厳しいんだそうですね。