寒の朝スズメじゃなくて鳩ふくる
ふくら雀は冬の季語ですが、ハトは季語にないです…。
ふくら雀と同じ理由でこのハトも膨れていると思うのですが。
これはいわゆるドバトのようですが、キジバトも特に季語にはなっていないみたいです。春になるとキジバトが鳴きだして、春なんだけど、静かでちょっと孤独なようなしみじみとした穏やかさを感じて私は好きです。
しかし大阪梅田の商店街で育った母は、このキジバトの声が嫌いだと言っていたのを思い出しました。アーケードのある大きな商店街のにぎやかさと比べて、当時竹林や畑のあった世田谷のこの辺りはとても淋しい感じがして、その象徴がキジバトの鳴き声だったのだろうと思います。
ところでこのキジバトの鳴き声は デデッポーポー とかよく書いてあるのですが、私にはどうしてもそうは聞こえず、ボーボービュビューと聞こえます。
正確には 「 ボーボー(ん)ビュビュー 」(ん)は半拍休み 次のビュも半拍 全体で四拍子
まあ、どう聞こえるかは人によりますが。