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「アヌ&アヌの動物ニット」(誠文堂新光社)を参考に編んでみました。
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かぎ針で編みぐるみというのはよくありますが、棒針編みの編みぐるみはどうなるのか?と、この本と首っ引きで編みました…。
ざっくり言うと、前あしは毛糸の手袋、頭の部分は靴下のかかとの応用という感じでしょうか…。とはいえ難しかった。
この本は、エストニアのアヌー・ラウドさんと、アヌー・コトゥリさんの二方の共著で、アヌー・ラウドさんはタペストリー作家にして、エストニアの伝統手仕事の研究家であり教育者。アヌー・コトゥリさんは建築家。
そのお二人(結構年配の女性)が、日本での出版の為に新作を作って発表したものだそうです。(過去に、エストニア語や英語版の同じような本は出版されている様子)。中に魚の編みぐるみもあり、やはり日本での出版ということを意識して、錦鯉っぽいデザインもありました。ただし柄はエストニアの編み込み。
目鼻の位置とかその他、手取り足取りなハウツー本ではなくて苦労しましたが、編み終わってから、「はじめに」という前書きを読むと(^^;)…そこに
「…まず編み図に従って編んでみてください。きっと何度も編んだりほどいたりすることなしに満足できる結果を得ることはできないでしょう。でもそうして出来上がった動物には…」と、お見通しなことが書いてありました。
あと「日本の方々も自分で工夫して自由に編んでほしい」ともありまして、言われる前から結構手抜きの自由をしました。
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この本のこのウサギの編み図で編んだのですが、途中でボディー部分の模様をやめてしまって、後頭部の模様(本当はびっしり入っています)もなし(^^;)。
このパペットのポイントはエストニアの伝統模様の編み込みだとは思うのですが…。小さいものの編み込みは超大変。
他にも可愛い編みぐるみやパペットがたくさん載っていて全部違う柄!
エストニアの街や庭の写真もきれいで、ウサギのパペットとともに、今のところ孫の小さいあーちゃんのお気に入りの本になっています。
こういう本を見るといつも、これだけたくさんの作品を作るエネルギーに感心します。私は一つでいっぱいです。ただ、「手袋や靴下は同じものをペアで編むので退屈ですが…」といったような文章もあり、これは一つだからまあよかったな…。