昨日東京駅へ行く用事のついでに、赤坂見附を回って虎屋本店で「羊羹展」なるものを覗いてきました。
実は子供の時の苦手おやつが最中と羊羹、ぜんざいでしたが、今は羊羹は時々食べたくなります。
羊羹のパッケージ色々↓。ここだけ撮影可。
地味な展示でしたが、こちらで販売されている「ようかん」(新潮社)という書籍をみて、今までちょっと気になっていた件が判明しました。
というのは、中学か高校時代に読んだ夏目漱石の著書の中で、羊羹を最高に礼賛している文章があり、返す刀で洋菓子(ケーキ)をけなし、「クリームと砂糖で五重塔を築くに至っては言語道断…。」というようなことが書かれていて、私としては当時羊羹は好きではなかったので、この文章には全く同意できない…と思ったものです。
大人になって、あれはどこに出ていた文章だろうかとずっと気になっていて、やっとこちらの「ようかん」という本の中に「草枕」の一節として紹介されていてスッキリしました。
ただ、漱石さん羊羹もケーキも味について述べているわけではなく、あくまでも見た目の礼賛です。
そして今になって見ると、写真などでおいしそうに写した和菓子と洋菓子、どちらに魅力を感じるかというと、私は和菓子の写真の方だなと気づきました。。
今頃になって、漱石の文章に少し同感できたわけです。
食べるのは、どちらも好きというか捨てがたい(^^)。
ワサビ羊羹気になりました ↓。
東京駅構内はは何年振りに行ったのか分かりませんが、ひどく賑やかで混雑していて参りました…。