二子玉川に車で行くと、とある交差点の信号待ちの時、前方の丘にいつもこんもりとした森が見えます。カーナビの示すところによるとそこは「五島美術館」。一度時間のある時に行きたいと思っていたら、招待券をもらったので、良い機会だと、先日行ってみました。
その美術館の周りは豪邸がずらり。美術館も由緒正しき佇まいで、展示内容は茶道具の取り合わせとか…お着物で展示物を見ておられる方も多く、何だか私「 お呼びでない 」かも…。でも庭園が面白そうで早々に庭園に出ました。
この美術館も静嘉堂文庫と同様、やはり国分寺崖線の傾斜地の上に建っていて、庭園はその傾斜地と湧水を活かした広大なものです。
まず坂の階段を下っていくと、石像がたちならぶ不思議な空間が広がります。
この脇を電車(東急大井町線)が通っていて、 電車の窓から一瞬見える、この石像が並んでいる庭園は、え?何かのテーマパーク?という感じです。
何だか羊の像もあるし…。
ちょっと谷啓さんを思い出すような石仏もあり、写真撮っていいですか?に「いいよ~ん」ってお返事をいただいたみたいで。(^^;)
庭園案内図(印刷物)もいただけます。茶室もあずま屋もあり、池もいくつかある広い庭園で、うちに帰ってからその注意書きをよく見ると…、
『・基本的には崖に経路を配置していますので急峻な坂道や凹凸のある径路もあります…。
・基本的に「崖」ですので、「健脚コース」であることにご留意ください。
・径路は高低差が35メートルあります。庭園下には専用出口を設けてありますが、正面出入り口までお戻り予定の方はおみ足とご相談 の上散策願います。
・ハイヒール・草履等での散策はお勧めいたしかねます 』 等々
その他、丁寧な言葉づかいで色々と注意が書かれていました。なにせ小さい字だったので、その時はよく読まなかったけれど、確かに帰り道は足が痛かったです。
次回、もう少し春たけなわになってから、ちゃんとした靴で崖の散策をしたいと思います。