多摩川近くのとある公園の外周。イタドリが繁茂しています。
イギリス人のL君がこれを見て騒いでいました。
イタドリはイギリスでは英国史上最悪の外来植物らしいです。
これが庭に生えているとその建物の不動産価値も下がるとか。
しかし、日本のこの近辺で庭にこのようなイタドリを生やしているうちはあまり見かけませんが…。
なぜそのように英国で嫌われてるかというと、そのすさまじい繁殖力のせいらしいです。
日本とは土壌や気候が違い天敵もいなかったらしく、ガンガン増えて
根こそぎ抜いても少し残った地下茎から復活してしまうし、竹のように夏の間に2メートル以上の高さに成長するとか。
植物のごみとして収集されても、枯れずにそこで増えるとか…。
どれもネット情報ですが…かのシーボルトが持ち帰ってイギリスにも観葉植物としてもたらされたとか、イギリスのプラントハンターが持って帰ったとか…。
勝手に持って行って、Japanese…とか言われて嫌われてもね…。
別の情報ではイギリスはとうとう日本から天敵の「蓼食う虫」を輸入するとか。
こちらではこれを食用にしたり、あるいは民間薬として用いられた歴史もあるようです。イタドリは「痛取り」から来ているとか。
多摩川あたりで蔓延っているこの↓ヘラオオバコだってヨーロッパ原産の外来種で、あちらではハーブだそうな。
私はイタドリのこのクキクキと曲がっている茎の感じとか緑の色が好きなんですが…、ついでに「虎杖」とか言う漢字も。
L君は「アグレッシブ!」とか言ってました。確かに…。