京都府の日本海に面した丹後半島の東端、伊根浦は日本海側には珍しい
南面した港です。東、西、北の三方を山に囲まれ、残る南面には島が位置し
天然の港の地形をつくっています。
その上、三方を囲む岩山は急斜面のまま海に落ち、波を起こし難く、また
潮の干満差が極めて小さい(年間50cm程度)という特別の良港の条件を
備えているのです。
伊根浦に面した伊根町の日出、平田、亀島の各地区には、江戸時代より
舟の揚場としての舟屋を有する独特の家屋集落をつくってきました。それは
平屋で茅葺の舟屋を海側に置き、山側に居住のための主屋を置く形式で
あったと言われますが、明治13年から昭和25年までのブリ景気、更に昭和
になってから舟屋と主屋の間に道路が敷設されたこともあって、その多くは
瓦葺き二階建てとなり、二階に居室など生活の場を取り込む、今に見る形と
なってきました。
舟屋の特徴は、まさに海への開口と妻入りであり、土台や柱は椎の木、梁は
松の原木を用いて建てられているそうです。
現在、伊根浦に沿って200棟を超える舟屋があり、主屋や土蔵などを含め
重要伝統的建造物群保存地区に指定されているのです。
最近、映画やテレビ・ドラマの舞台になることも多いようですね。
まさに生活の場としての必然を形としたような舟屋の家並に対するとき・・
それはある種の迫力を持って迫ってくるものを感じるのです。










南面した港です。東、西、北の三方を山に囲まれ、残る南面には島が位置し
天然の港の地形をつくっています。
その上、三方を囲む岩山は急斜面のまま海に落ち、波を起こし難く、また
潮の干満差が極めて小さい(年間50cm程度)という特別の良港の条件を
備えているのです。
伊根浦に面した伊根町の日出、平田、亀島の各地区には、江戸時代より
舟の揚場としての舟屋を有する独特の家屋集落をつくってきました。それは
平屋で茅葺の舟屋を海側に置き、山側に居住のための主屋を置く形式で
あったと言われますが、明治13年から昭和25年までのブリ景気、更に昭和
になってから舟屋と主屋の間に道路が敷設されたこともあって、その多くは
瓦葺き二階建てとなり、二階に居室など生活の場を取り込む、今に見る形と
なってきました。
舟屋の特徴は、まさに海への開口と妻入りであり、土台や柱は椎の木、梁は
松の原木を用いて建てられているそうです。
現在、伊根浦に沿って200棟を超える舟屋があり、主屋や土蔵などを含め
重要伝統的建造物群保存地区に指定されているのです。
最近、映画やテレビ・ドラマの舞台になることも多いようですね。
まさに生活の場としての必然を形としたような舟屋の家並に対するとき・・
それはある種の迫力を持って迫ってくるものを感じるのです。










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