こてこての任侠映画を観ているかのようだった
原作が「人生劇場」の「残侠篇」だというから、当然と言えば当然なのだけれど
主演は堤真一さん
かっこいい
この日の劇場は、初台にある新国立劇場。
お付き合いいただいたのは 大学時代の同級生
彼女と会うのは、昨年11月に黒柳徹子さん主演の「ルーマーズ」という舞台を観て以来
彼女はちょっと遠くに住んでいるので、そうちょくちょくは会えないし、
電車の時間もあるので、夜遅い時間までお付き合いいただくわけにもいかない
ということで、彼女と舞台を観るときは、午前中に待ち合わせて、ランチをいただき、
昼間の公演を観て、そのあとちょっとお茶をしながら、おしゃべりをして解散ってかんじ。
彼女も私も、堤真一さんが大好き
舞台の内容はどうあれ、堤さんが主演ってことだけで、もういいのってくらいのつもりだったが、
これが、なかなか楽しい舞台だった
日本が、先の見えない戦争に突入していく前の、昭和初頭の東京・深川が舞台。
渡世人の飛車角こと小山角太郎が堤さん。
彼が心から愛する女性、おとよに宮沢りえさん。
彼が服役中に、寂しさに耐えきれず、彼の舎弟(岡本健一さん)のもとに走ってしまう、ヒドイ女の人なのだけれど、
宮沢さんが演じると、寂しいんだからしょうがないか、って感じてしまうのが不思議。
ものすごく妖艶ななかにも、かわいらしさが垣間見えて、とっても魅力的。
対照的なのが、ぱっとしない小説家 青成瓢吉を演じる小出恵介さんを献身的に支える
お袖役の小池栄子さん。
どんなに裏切られても、彼一筋で、彼がほかの女性のもとへ行ってしまってもなお、
彼を思い続けるけなげな女性を好演。
テレビで見るよりもずっと顔が小さくて、はっとするほど美しい
社会運動家として投獄されてしまう横井役の鈴木浩介さんや、
その恩師黒馬先生役の浅野和之さんは、いつ舞台を観ても、どこかにいらっしゃる気がする。
要所要所で登場しては、笑いを誘い、存在感を見せつける。
今回、いぶし銀の魅力で、ホントに素敵だったのは
老侠客、吉良常役の風間杜夫さん。
飛車角の男気に惚れて、一肌脱ごうと決め、恩義のある人物の息子の青成のことを
わが子のように気にかけ、そこにかかわる女たちを案じて窮地を救い、自分のことは二の次。
皆が幸せになったのを見届けて、自分の最期の在り方を自分で決めて・・・。
登場人物がみんな昭和の匂いがプンプン漂う、超アナログな舞台だったけれど、
任侠ものは結構好きなので、わたし的にはとっても楽しめた
だって、高倉健さんも大好きだし
何より、男性陣の着流し姿がとっても素敵。
堤さんの着流し姿と立ち居振る舞いは見事すぎて、言葉にならない・・・
途中、宮沢りえさんが、心情を爆発させる切ないシーンでalanという女性歌手の歌が流れる。
コテコテ感の演出かもしれないが、個人的には無いほうがよかったのに(スミマセン)、と思っちゃう。
ちょっとやりすぎ感がいなめない。
それでなくても、任侠映画的な、音楽がバックに流れていたことだし。
ともあれ、大衆演劇って感じで、盛りだくさんの3時間弱、本当に楽しませていただきました
なんだか、元気が湧いてきて、さあ、またがんばろうって気持ちになる、
とてもすっきりする舞台でした
友人と二人、肩で風を切る勢いで劇場を後に。
お付き合いいただき、ありがとう
また、行きましょうね
原作が「人生劇場」の「残侠篇」だというから、当然と言えば当然なのだけれど
主演は堤真一さん
かっこいい
この日の劇場は、初台にある新国立劇場。
お付き合いいただいたのは 大学時代の同級生
彼女と会うのは、昨年11月に黒柳徹子さん主演の「ルーマーズ」という舞台を観て以来
彼女はちょっと遠くに住んでいるので、そうちょくちょくは会えないし、
電車の時間もあるので、夜遅い時間までお付き合いいただくわけにもいかない
ということで、彼女と舞台を観るときは、午前中に待ち合わせて、ランチをいただき、
昼間の公演を観て、そのあとちょっとお茶をしながら、おしゃべりをして解散ってかんじ。
彼女も私も、堤真一さんが大好き
舞台の内容はどうあれ、堤さんが主演ってことだけで、もういいのってくらいのつもりだったが、
これが、なかなか楽しい舞台だった
日本が、先の見えない戦争に突入していく前の、昭和初頭の東京・深川が舞台。
渡世人の飛車角こと小山角太郎が堤さん。
彼が心から愛する女性、おとよに宮沢りえさん。
彼が服役中に、寂しさに耐えきれず、彼の舎弟(岡本健一さん)のもとに走ってしまう、ヒドイ女の人なのだけれど、
宮沢さんが演じると、寂しいんだからしょうがないか、って感じてしまうのが不思議。
ものすごく妖艶ななかにも、かわいらしさが垣間見えて、とっても魅力的。
対照的なのが、ぱっとしない小説家 青成瓢吉を演じる小出恵介さんを献身的に支える
お袖役の小池栄子さん。
どんなに裏切られても、彼一筋で、彼がほかの女性のもとへ行ってしまってもなお、
彼を思い続けるけなげな女性を好演。
テレビで見るよりもずっと顔が小さくて、はっとするほど美しい
社会運動家として投獄されてしまう横井役の鈴木浩介さんや、
その恩師黒馬先生役の浅野和之さんは、いつ舞台を観ても、どこかにいらっしゃる気がする。
要所要所で登場しては、笑いを誘い、存在感を見せつける。
今回、いぶし銀の魅力で、ホントに素敵だったのは
老侠客、吉良常役の風間杜夫さん。
飛車角の男気に惚れて、一肌脱ごうと決め、恩義のある人物の息子の青成のことを
わが子のように気にかけ、そこにかかわる女たちを案じて窮地を救い、自分のことは二の次。
皆が幸せになったのを見届けて、自分の最期の在り方を自分で決めて・・・。
登場人物がみんな昭和の匂いがプンプン漂う、超アナログな舞台だったけれど、
任侠ものは結構好きなので、わたし的にはとっても楽しめた
だって、高倉健さんも大好きだし
何より、男性陣の着流し姿がとっても素敵。
堤さんの着流し姿と立ち居振る舞いは見事すぎて、言葉にならない・・・
途中、宮沢りえさんが、心情を爆発させる切ないシーンでalanという女性歌手の歌が流れる。
コテコテ感の演出かもしれないが、個人的には無いほうがよかったのに(スミマセン)、と思っちゃう。
ちょっとやりすぎ感がいなめない。
それでなくても、任侠映画的な、音楽がバックに流れていたことだし。
ともあれ、大衆演劇って感じで、盛りだくさんの3時間弱、本当に楽しませていただきました
なんだか、元気が湧いてきて、さあ、またがんばろうって気持ちになる、
とてもすっきりする舞台でした
友人と二人、肩で風を切る勢いで劇場を後に。
お付き合いいただき、ありがとう
また、行きましょうね
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