ゆるゆるらいふ

とりあえず、今日も一日機嫌よく・・・

【観劇メモ】晩餐  ~TAKUMA FESTIVAL JAPAN~

2013年10月06日 | 演劇
札幌に住む友人から「おもしろいよ~」と勧められて、昨年初めて出かけた、
「東京セレソンデラックス」の舞台。

主宰は宅間孝行さん。

すっごく面白いと感動してたら、解散公演だった

と、今年もまた同じ友人からメールが・・・

「宅間さんが、またユニット組んで舞台やるよ

彼女はすでに、札幌公演のチケットをゲット

こっちはすでに一般発売開始からずいぶんたっている。

買えるかなあ、と思ったらあっさりゲット

しかも、前から2列目

セレソンデラックス同様、この舞台は観客へのサービスがハンパじゃない
開場から開演までの間、出演者が舞台の上で、前説をして、会場を沸かせる。
会場内は上演中も飲食自由。ポップコーンや飲み物が売っていて、映画館のよう

劇中、出演者全員が記念撮影をするシーンでは、観客も撮影OK

ただ、みんな開演前にスマホの電源を切っていて、それでも周りのみんなは間に合ってい撮影していたけれど、
私のスマホは立ち上がりが尋常じゃなく遅いので、間に合わなかった
残念

今回の物語の舞台となるのは、吉祥寺、井の頭公園の脇にあるシェアハウス「イノヘッド」

60年後の未来から、タイムマシンに乗って3人の男女がやってくる。

目的は自分が生まれてすぐに事故で亡くなったという母に会うこと。

母に会い、母の作る味噌汁を食べてみたいと切望する未来の売れっ子作家に中村梅雀さん。
彼を追ってタイムスリップしてくる妻に柴田理恵さん。
タイムマシンを発明した天才少女が市川由衣さん。

若き日の父が宅間さん、母が田畑智子さん。

上演中なのであんまりストーリーを言っちゃったらいけないけれど、
ドタバタした笑いの中に、かなりの感動のシーンが織り交ぜられていて、思わず涙が・・・

特に、中村梅雀さんと柴田理恵さんのどこにでもいそうなリアルな夫婦が
年齢的にも感情移入しやすくて、ついつい入り込んで見入ってしまう。

一緒に行った友人は、2日後に会って その話をしただけで また泣いていた

恋人、夫婦、親子、それぞれがお互いを思いやるあまりに下す決断はあまりにも切ない。

でも、ラストはハッピーエンドでものすごく後味のいい舞台だった

最近、あまり重たい内容のものを観ると、どっと疲れるので、やっぱり ラストはハッピーエンドが1番よね


それにしても、60年後の未来って、比較的近い。
さすがに生きてはいないだろうが、息子たちは十分生きてる可能性がある。

劇中、福島の放射能汚染に触れるシーンがある。

60年後、放射能に汚染された日本で口にできるのはサプリだけ。
暖かい食事はもう存在しない。
生まれた子供たちには何かしらの痣があったり、となんだかリアル。

楽しく、切なく、そしていろいろと考えさせられる深いお話しだったと思う。

こんなにいい舞台なのに、土曜日の夜のサンシャイン劇場はガラガラ。

どうしてだろう?

機会があればもう一度観たいくらい、と思える舞台だった

秋はいろんな舞台目白押し。

どれもこれも見たいけれど、そういうわけにもいかないし・・・。

来週は先日セミナーで講師をしてくださった、鴻上尚史さんの舞台を観に行きます。
セミナー優待で、ちょっとお安いもので・・・











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