人生ブンダバー

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3/16 都響スペシャル マーラー交響曲第2番「復活」

2023-03-20 05:00:00 | 音楽

3月16日(木)、昨深夜の帰宅に続き、連チャンとなってしまっ
たが、サントリーホールの「都響スペシャル」を聴く。

私は都響会員ではないが、「シルバー割引」でスポット購入した
ものだ。

客席はぎっしりとよく入っていた。

プログラムはマーラーの「復活」だ。

優れたソリストと合唱は、いい演奏であるための「必要条件」だ
が、その点、大いに期待できる。

結果ははたして一瞬のスキもない、見事な演奏だった。
このLIVE演奏は、オーバーにいえば、どんなCDの名演奏よりす
ばらしいものだった。
会場の臨場感やppは録音に入らないだろう。

前日に続き、東条さんにバッタリ。


<プログラム>
マーラー 交響曲第2番 ハ短調 「復活」
指揮:大野和士
Sop.:中村恵理
Mez.:藤村実穂子
合唱:新国立劇場合唱団(合唱指揮:冨平恭平)
コンサートマスター:矢部達哉


以下、つたないながらいささかのコメントを。

マーラー 交響曲第2番 ハ短調 「復活」
作曲:1888年頃~94年
初演:1895年 作曲者の指揮
(1)出だしから「全力投球」。第1楽章からシンバルが登場。コン
マス矢部さんのソロもあり。
(概算演奏時間:21′35″[25′01″、20′54″])

(2)レントラー風に弦楽アンサンブルが演奏される。微妙なアゴー
ギクがあり、ハッとする表現も出現。
(同:10′30″[12′19″、10′05″])

第2楽章がおわると、合唱団がしずしずとP席に入場。最後に、藤
村さんと中村さんが静かに登場、P席前方へ(拍手に包まれる)。

(3)男性的。弦がまことに強力だ。
(同:10′55″[11′26″、10′21″])

(4)藤村さんのソロ。たっぷりのブレスに支えられた歌唱は筆舌に
尽くせない。
(同:5′15″[6′18″、4′59″])

(5)前半は、大野さんが左手こぶしをあげる熱演。後半は、合唱を
含め声楽陣総出演。合唱は第5楽章の15分あたりのfで一斉に立ち、
入りを待つ。大野さんは弱声合唱部分も大きな指揮ぶり、左手で
ハッキリ切る。ア・カペラのピッチが見事だ。
このいい所、残り5分(?)ほどの箇所で、女性客が一人バタバタと退場。

ラストのクライマックス、全員合唱(中村さん、藤村さんものど
を開いた大きな口!)は文字どおり高揚して終わった(よほど下
手な合唱でないかぎり大いに盛り上がる)。すぐに待ち構えた大
拍手となった。合唱は、女声42+男声30=72。

(同:34′15″[38′42″、34′34″])
[ ]内は、参考までに、バーンスタイン1987盤と小澤2000盤の
Timing。

カーテンコールが何度も繰り返される。

カーテンコールが進み、大野さんよりヴィオラ奏者(男性)に花
束贈呈(定年退職?)。

私も背中を離して、精一杯の拍手を送った。



プログラム(表紙)

<参考>

左から
1.バーンスタイン盤1987
2.小澤盤2000
3.クレンペラー盤1961-62(全楽章を一枚に収めているのがいい。)



17:13 大場町より


17:21


17:23 あざみ野


17:52


17:53


18:02


18:08


18:10


18:11


18:14 この日は開演後の「休憩なし」なので(笑)。


18:39


18:40


18:41


18:45


20:42 最後の最後は大野さん、藤村さん、中村さんが再び。


20:44


20:44


20:51


20:53


20:58


21:02


21:42


21:48 あざみ野に戻る。

午後10時に帰宅。


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