人生ブンダバー

読書と音楽を中心に綴っていきます。
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9/8 <日本歌曲の今>第20回「平井康三郎・没後20年の今Ⅰ」

2022-09-12 05:00:00 | 音楽

9月8日(木)、午前、先日は叔母さんの小銭を(叔母さんの)銀
行口座に預け入れたが、今度はわが家にたまった小銭を銀行へ預
け入れ。腰痛気味改善のため、銀行まで歩く。



夕方より神楽坂の音楽の友ホールで開催された「日本歌曲の今-
-平井康三郎・没後20年の今」へ出かける。
*私が<初めて>「日本歌曲シリーズ」を聴きに行ったのは平成5(2003)年
 12月20日(月)?たしか下田さんのお誘いだった。


お目当ての山口道子さんが急病(一時的なめまい?)のため、珍
しく当日キャンセルとなり、ガックリ。

結局、山口道子さんのステージがカットされ、1.篠原美幸、2.土
崎譲、3.清水良一、4.杉山知勢子、5.野崎由美各氏のステージと
なった(下記プログラム参照)。入場者は150人強?


1.篠原美幸(Sop.) pf.小原孝
「いつも大阪から旅費を掛けて、来ていただいています」(塚田
さん。以下同じ)
やや小柄でふっくら、しかし声量がすごい。Hの子音がきれいに
立って、言葉(=日本語の歌詩)が際立つ。00年奏楽堂1位。

2.土崎譲(Ten.) pf.小原孝
「さわやかなテノールでお聴きください」
「噴水」は初めて聴く。どこから声が出ているのか。テノールの
絶唱だ。日本語のディクションがすばらしい。歌詩の意味、「心」
が伝わってくる。「のうぜんかづら」もおもしろい。
演奏会にはすばらしい歌手を「発見」する楽しみがある。
06年奏楽堂優勝。

3.清水良一(Bari.) pf.塚田佳男
「ドラマチックなバリトン。ちなみに今日は全員が奏楽堂日本歌
曲コンクールの入賞者です」
いささか内省的な難しい歌を見事に歌い上げた。堂々たる歌唱に
惹きつけられる。
「萩の町から」もすばらしい。歌ってみたくなるが、そういう曲
ほど難しい(笑)。99年奏楽堂1位。

4.杉山知勢子(Mez.) pf.塚田佳男
「12月に傘寿の演奏会を開かれます」
(失礼ながら)いささかヨタヨタと登場。しかし一声歌うと、若
々しい歌唱にたちまち惹きつけられる。声の揺れもほとんどない。
栗本尊子さんの再来?リサイタルを聴きに行きたい!
この方も「新発見」!奏楽堂特別賞。

5.野崎由美 pf.小原孝
「『うぬぼれ鏡』は若い歌手にも大人気ですが、やはり歳相応の
方が歌った方がいいのでしょうか。野崎さんもこの曲にふさわし
い歳になりました」
正しい呼吸法に支えられて、日本語歌唱の美しさに魅せられる。
ステージのフンイキもすばらしい。06年奏楽堂3位。


最後は7人が並んでカーテンコール。
「いつも最後は皆さんと歌っていましたが、今年いっぱいは歌わ
ないことにいたしました。さっさとお帰りください」

20:45お開き。

「分厚い層の歌手に接してみよう」にふさわしい演奏会だった。






プログラム



<午前>

8:46


8:50


8:56


8:58 これで2千円弱。


9:17



<午後>

16:37


16:47 あざみ野


17:33 九段下 東西線2番線へ


17:35


17:40 神楽坂


17:42


17:43


17:44 赤城神社


17:45


17:46


17:47


17:49 音楽之友社


17:50


17:50


17:56


18:02


18:19


18:19


18:21


18:22


18:55 開演5分前の客席 男性客は数人


19:39


19:40


19:42


20:43


20:45


20:46


20:49


20:54


20:58


21:39


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