ナチスのユダヤ人迫害をテーマとした映画は多い。これでもかこれでもかと繰り返
し取り上げられる。ポランスキー監督「戦場のピアニスト」もそのひとつで、2002
年カンヌ国際映画祭最優秀賞を受賞した。我が国では平成15(2003)年に公開され
たが、無論私も観に行った。
その主人公、奇跡的に生き残った(終戦時34歳)「戦場のピアニスト」、ポーラン
ド人シュピルマン自身のレコーディングがSONYから発売されている。
そこに聴くショパン「夜想曲20番嬰ハ短調遺作」はいかばかりであろう。差別を通
り越し、迫害されたユダヤ人の悲しみそのものである。
ウワディスワフ・シュピルマンは、この映画ができる前、2000年に88歳で亡くなっ
ている。
なお、シュピルマンの長男スピルマンは日本在住の日本近代右翼思想の研究者(大
学教授)である。
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