今週の水曜登山会は雨のため中止・・・・とはならず。
登山が出来なくても、必ずどこかに出かけるのがこの会のいいとこです。
案内にはW・O・C(水曜・アウトドアー・チャレンジ)と題してあったのですが
今日はどちらかというとW・T(水曜の観光)となりました。
目的地は秋の小豆島。もうそろそろ紅葉も終盤のようですが、雨の日の紅葉もオツなもの、
ということでメンバー8人で出かけてきました。
土庄行き8時2分発のフェリーに乗り込み、いざ小豆島へ!
この時点ではまだ雲の間から薄い日差しが差しています。
土庄港に着いた後、まずは登山口ではなく今日はレンタカー屋さんを目指します。
一日遊んで最後に思ったのですが、今日はザックは車の中に置いたままだったので
荷物は傘だけでもよかったのなと。でもそれはそれ登山会ですから恰好だけでも・・・・。
今日の脚は10人乗りのキャラバンです。大きい車でゆったりと回ります。
まず向かったのは、小豆島霊場1番霊場、夏至観音で有名な「洞雲山」。
土庄から国道436号線を東に車を走らせ草壁を過ぎ、醤油蔵の並ぶ坂手の町から
山への細い道を走って行くと駐車場に着きました。ここから洞雲山へは150mほど歩きます。
途中参道の路肩が崩れて工事中になっていて、迂回路の仮設の足場を登って行きます。
迂回路の途中に上手に梯子がかかっていて、その上に鎖と洞窟が見えます。
鎖を見ると登山会の血が騒ぎます?。洞窟の中には不動明王が祭られていました。
まずはお参りを済ませて振り返ると、ポッカリ空いた洞窟の暗がりの口の向こうに
色づいた山の尾根と瀬戸内の景色が広がっていました。絶景です!
今日は高所恐怖症で黒笠山の山頂に登らなかったYさんも登ってきました。
これで全員登頂!・・・・・と思いきや、鎖の下でいつまでたっても
ずっと見上げたままで登ってこないNさんがいました。
どうやら彼も高いところが苦手のようです。
これから会にどんどん参加してもらって鍛えなければなりません。(笑)
洞窟を降りて本堂へ。ここも巨大な洞窟の中にお堂があり高床の階段を登って行きます。
前回は山楽会(別の山の会)で、洞雲山と碁石山に登った時(本当の登山)に訪れた時は
丁度夏至観音が見られたので、夏に来たことになります。
洞雲山を後に次は駐車場から2番霊場の「碁石山」へと歩いて行きます。
本堂の手前には広場があり、ここからも眼下に景色が広がっていました。
奥の石段を登ると左に本堂へ下る石段が続いていましたが、途中に上に登る急な石段が・・・。
石段を登りきると、断崖の突端に愛嬌のある顔をした不動明王が祭られていました。
断崖の先にはここでも絶景が広がっています。色づいた木々の向こうに「大嶽」の岩肌も見えます。
不動明王のある断崖のさらに上へと登って行きます。
鎖が掛かっていますが、この辺り特有の安山岩の火山角礫岩は手掛かりや足掛かりになる
小さな岩が露出しているので、鎖を使わなくても登って行けます。
岩の突端で登頂?記念のこの会恒例のバンザイ!
バンザイではなくウルトラマンに変身しようとするNさんの姿も!
この岩を降りた後、碁石山の本堂をお参りして広場から駐車場へと戻って行きます。
次は今日メインの目的地18番霊場の「石門洞」へ向かいます。
坂手を後に寒霞渓への道へ車を走らせロープウェイへの
分岐の丁度真ん中から石門へと急坂を登ります。駐車場に車を停めいつもは寒霞渓からの下りで歩く
裏八景の道を登って行きます。道の途中には八景と名付けられた奇岩が点在しています。
空からは少し雨粒が落ちてきて、曇った空の下ですが見ごたえのある紅葉が道のあちらこちらで
目を楽しませてくれます。
沢沿いの道の奥には目的地の石門洞がひっそりと佇んでいました。
晴れた日にはいつも逆光になってきれいな写真が撮れたことがないのですが、
今日の曇りの空のほうがかえってきれいな写真が撮れそうです。
石門洞を後に寒霞渓道路を走り山頂で昼食を摂ることにしました。
山頂の駐車場には大型の観光バスが思ったより沢山停まっていて、ロープウェイ乗り場の横の
お土産屋さんは観光客で賑わっていました。
展望台からの景色は少しガスがかかり始めていて残念でしたが、レストランで食事しながら
ゆっくりと時間を過ごしました。
寒霞渓から次はHさんお奨めの81番霊場「恵門ノ瀧」に向かいます。
大部の集落への急な坂を下って東に進み、小部の集落から山への道を走って行くと
曲がりくねった狭い道の急坂のカーブで濡れた路面と落ち葉のせいで
FRのキャラバンの後輪がスリップして前に進めません。無理やりアクセルを踏み込むと
タイヤが白い煙を上げて悲鳴を上げています。
車の最後尾に4人が座り、重心を後ろにかけてみますがそれでもスリップします。
バックして勢いをつけたり何度も切り返しをしたりして、ようやく駐車場に到着しました。
小豆島霊場は、四国八十八か所と違って、〇〇寺ではなくて〇〇山とか〇〇滝とかの名前が多くのは
どうしてなのかな~と思いながら本堂へ続く石段を登って行きました。
紅葉は青空の下がやはり一番きれいですが、霞みのかかった中での紅葉も
なかなか幽玄の雰囲気を味わせてくれます。
本堂手前に手すりと鎖場があり、「写真を撮るから登ってみてよ!」と言われ
調子に乗って登って行くと、後に続く人が誰もいません!
鎖を登り詰めると数十メートルはありそうな断崖の真下に朱塗りの本堂が現れました。
本堂の横にはどこかで見たことのある岩肌が!
たしか五剣山の下でもこんな断層の違う全く同じような場所があったような!
参拝を終えて石段を下りて行くと上からOさんの声が!
石段を滑った声のようで、気を付けないと思いながらも頭上の紅葉に目をやった途端に
私もズルっと滑り、すぐ横に手すりがあって助かったものの、危うく怪我をするところでした。
最後は寒霞渓道路の途中にある14番霊場「清滝山」です。
小豆島霊場の中では最も高い場所にある山岳霊場です。
駐車場から坂と石段を登り山門を潜って境内に入ります。
岸壁の中腹に立つ朱塗りの本堂は、霊場といった感じより
さながら秘密基地といった雰囲気です。
本堂の奥の展望台では今日最後の見晴らしです。
本堂の下には樹高のとても高い木々が何本も並んでいます。見上げると霞んだ周りの木々の
さらに上に伸びています。木肌を触ると厚くとても柔らかい木です。
以前に「木の根の森」で触ったことのある感触です。
杉や檜の木ではなく「コウヤマキ」の大木かもしれません。
最後の清滝山の参拝を終え一路、土庄港へ向かい
5時30分のフェリーに乗船して帰路に着きました。
今日も一日、途中の車中では賑やかに。そして山岳霊場では厳かに?。
気のおけないメンバーとまた楽しく遊んだ一日でした。
登山が出来なくても、必ずどこかに出かけるのがこの会のいいとこです。
案内にはW・O・C(水曜・アウトドアー・チャレンジ)と題してあったのですが
今日はどちらかというとW・T(水曜の観光)となりました。
目的地は秋の小豆島。もうそろそろ紅葉も終盤のようですが、雨の日の紅葉もオツなもの、
ということでメンバー8人で出かけてきました。
土庄行き8時2分発のフェリーに乗り込み、いざ小豆島へ!
この時点ではまだ雲の間から薄い日差しが差しています。
土庄港に着いた後、まずは登山口ではなく今日はレンタカー屋さんを目指します。
一日遊んで最後に思ったのですが、今日はザックは車の中に置いたままだったので
荷物は傘だけでもよかったのなと。でもそれはそれ登山会ですから恰好だけでも・・・・。
今日の脚は10人乗りのキャラバンです。大きい車でゆったりと回ります。
まず向かったのは、小豆島霊場1番霊場、夏至観音で有名な「洞雲山」。
土庄から国道436号線を東に車を走らせ草壁を過ぎ、醤油蔵の並ぶ坂手の町から
山への細い道を走って行くと駐車場に着きました。ここから洞雲山へは150mほど歩きます。
途中参道の路肩が崩れて工事中になっていて、迂回路の仮設の足場を登って行きます。
迂回路の途中に上手に梯子がかかっていて、その上に鎖と洞窟が見えます。
鎖を見ると登山会の血が騒ぎます?。洞窟の中には不動明王が祭られていました。
まずはお参りを済ませて振り返ると、ポッカリ空いた洞窟の暗がりの口の向こうに
色づいた山の尾根と瀬戸内の景色が広がっていました。絶景です!
今日は高所恐怖症で黒笠山の山頂に登らなかったYさんも登ってきました。
これで全員登頂!・・・・・と思いきや、鎖の下でいつまでたっても
ずっと見上げたままで登ってこないNさんがいました。
どうやら彼も高いところが苦手のようです。
これから会にどんどん参加してもらって鍛えなければなりません。(笑)
洞窟を降りて本堂へ。ここも巨大な洞窟の中にお堂があり高床の階段を登って行きます。
前回は山楽会(別の山の会)で、洞雲山と碁石山に登った時(本当の登山)に訪れた時は
丁度夏至観音が見られたので、夏に来たことになります。
洞雲山を後に次は駐車場から2番霊場の「碁石山」へと歩いて行きます。
本堂の手前には広場があり、ここからも眼下に景色が広がっていました。
奥の石段を登ると左に本堂へ下る石段が続いていましたが、途中に上に登る急な石段が・・・。
石段を登りきると、断崖の突端に愛嬌のある顔をした不動明王が祭られていました。
断崖の先にはここでも絶景が広がっています。色づいた木々の向こうに「大嶽」の岩肌も見えます。
不動明王のある断崖のさらに上へと登って行きます。
鎖が掛かっていますが、この辺り特有の安山岩の火山角礫岩は手掛かりや足掛かりになる
小さな岩が露出しているので、鎖を使わなくても登って行けます。
岩の突端で登頂?記念のこの会恒例のバンザイ!
バンザイではなくウルトラマンに変身しようとするNさんの姿も!
この岩を降りた後、碁石山の本堂をお参りして広場から駐車場へと戻って行きます。
次は今日メインの目的地18番霊場の「石門洞」へ向かいます。
坂手を後に寒霞渓への道へ車を走らせロープウェイへの
分岐の丁度真ん中から石門へと急坂を登ります。駐車場に車を停めいつもは寒霞渓からの下りで歩く
裏八景の道を登って行きます。道の途中には八景と名付けられた奇岩が点在しています。
空からは少し雨粒が落ちてきて、曇った空の下ですが見ごたえのある紅葉が道のあちらこちらで
目を楽しませてくれます。
沢沿いの道の奥には目的地の石門洞がひっそりと佇んでいました。
晴れた日にはいつも逆光になってきれいな写真が撮れたことがないのですが、
今日の曇りの空のほうがかえってきれいな写真が撮れそうです。
石門洞を後に寒霞渓道路を走り山頂で昼食を摂ることにしました。
山頂の駐車場には大型の観光バスが思ったより沢山停まっていて、ロープウェイ乗り場の横の
お土産屋さんは観光客で賑わっていました。
展望台からの景色は少しガスがかかり始めていて残念でしたが、レストランで食事しながら
ゆっくりと時間を過ごしました。
寒霞渓から次はHさんお奨めの81番霊場「恵門ノ瀧」に向かいます。
大部の集落への急な坂を下って東に進み、小部の集落から山への道を走って行くと
曲がりくねった狭い道の急坂のカーブで濡れた路面と落ち葉のせいで
FRのキャラバンの後輪がスリップして前に進めません。無理やりアクセルを踏み込むと
タイヤが白い煙を上げて悲鳴を上げています。
車の最後尾に4人が座り、重心を後ろにかけてみますがそれでもスリップします。
バックして勢いをつけたり何度も切り返しをしたりして、ようやく駐車場に到着しました。
小豆島霊場は、四国八十八か所と違って、〇〇寺ではなくて〇〇山とか〇〇滝とかの名前が多くのは
どうしてなのかな~と思いながら本堂へ続く石段を登って行きました。
紅葉は青空の下がやはり一番きれいですが、霞みのかかった中での紅葉も
なかなか幽玄の雰囲気を味わせてくれます。
本堂手前に手すりと鎖場があり、「写真を撮るから登ってみてよ!」と言われ
調子に乗って登って行くと、後に続く人が誰もいません!
鎖を登り詰めると数十メートルはありそうな断崖の真下に朱塗りの本堂が現れました。
本堂の横にはどこかで見たことのある岩肌が!
たしか五剣山の下でもこんな断層の違う全く同じような場所があったような!
参拝を終えて石段を下りて行くと上からOさんの声が!
石段を滑った声のようで、気を付けないと思いながらも頭上の紅葉に目をやった途端に
私もズルっと滑り、すぐ横に手すりがあって助かったものの、危うく怪我をするところでした。
最後は寒霞渓道路の途中にある14番霊場「清滝山」です。
小豆島霊場の中では最も高い場所にある山岳霊場です。
駐車場から坂と石段を登り山門を潜って境内に入ります。
岸壁の中腹に立つ朱塗りの本堂は、霊場といった感じより
さながら秘密基地といった雰囲気です。
本堂の奥の展望台では今日最後の見晴らしです。
本堂の下には樹高のとても高い木々が何本も並んでいます。見上げると霞んだ周りの木々の
さらに上に伸びています。木肌を触ると厚くとても柔らかい木です。
以前に「木の根の森」で触ったことのある感触です。
杉や檜の木ではなく「コウヤマキ」の大木かもしれません。
最後の清滝山の参拝を終え一路、土庄港へ向かい
5時30分のフェリーに乗船して帰路に着きました。
今日も一日、途中の車中では賑やかに。そして山岳霊場では厳かに?。
気のおけないメンバーとまた楽しく遊んだ一日でした。