今年はいつになく県外の山に出かけています。
『なんでかな?』と考えると、一番大きな理由は、
昨年に車を買い換えたことでした。
今まで自宅のガレージのスペースの都合で、ずっと軽自動車に乗っていました。
今回初めてスモールカーに買い換えたのですが、お陰でガレージは
もう一台のワゴン車と自転車3台に物干しスペースと、
かなりぎゅうぎゅう詰めになってしまいました。
でも毎日の通勤に営業に、随分と快適になりました。
しかも高速も気兼ねせず走れるようになったので、
今まで以上に県外の山に出かけられるようになりました。
愛媛の山は赤星山に始まり、西赤石・ちち山・笹ヶ峰・伊予富士と順調に西へと距離を伸ばしました。
そしてやっと念願の石鎚までたどり着きました。(オーバーですが。)
寒風茶屋まで自宅から2時間、土小屋まではさらに1時間、計3時間で到着しました。
平日のせいか、駐車場も難なく車を停められました。
(今日“さか枝うどん”で偶然reikoさんに会い『いいね平日に山に行けて』と言われました。
考えてみると人気の山の混み合うシーズン中は、平日のほうが空いていて良いみたいです)
折角ですからここ何年かで話題になっている“東稜コース”を歩くことにしました。
スタートは普通の道を歩いて行きます。第3ベンチから脇に道を逸れて歩いて行きます。
踏み跡がしっかりついているので迷うことはありません。
樹林帯を抜けると目当ての南尖峰が顔を見せます。
中央部の笹の斜面はエントツ山さんが『笹滝』と命名したそうです。
この『笹滝』の手前で先行者の男性に追いつきました。
少しお話をして先に行かせてもらいました。
それまでの道もかえって里山の藪コキの方がきついくらいで、さほど苦もなく歩けます。
メインの『笹滝』も笹を掴んで登って行けるので、ぐいぐいと高度を上げていけます。
『笹滝』を登りきると右に巻くようにして登ります。
一端登りきると今度は『カニの横ばい』と呼ばれる箇所の岩を横切ります。
個人的には上に登るのより、こういう横にトラバースする方が嫌な感じがします。
カニの横ばいが終わると最終山頂直下の岩場を登ります。
ここも岩の割れ目を、しっかりと手を掛けて登れば意外と楽に登れます。
南尖峰から墓場尾根まで降りたり、天狗岳で写真を撮ったりと
石鎚山の初めての秋をのんびりと楽しみます。
弥山で来るとお弁当を広げる人で賑わっていましたが
それでもこの秋のシーズンに、静かな山歩きが出来ました。