かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

滝の絵

2017-05-19 06:17:59 | 日記

本日は、野辺山に出かける途次、障害がなければ、東山魁夷画伯の、唐招提寺障壁画を目の当たりにすることができることの期待で、喜びいっぱいであります。飛行機では、新潮選書の「唐招提寺への道」をパラパラめくりながら行こうかと思います。ワタクシハ、画伯の絵の中でも、山と霧と滝が描かれた絵が大好きであります。なかでも、昭和49年の「夕静寂」などは、霧ではなくやがて滝を覆う闇が描かれた絵で、永遠に轟く滝の孤独に、胸が張り裂けそうになり、ワタクシナリノ最高傑作だと思いますが、唐招提寺の上段の間に描かれた「山雲」にも一筋の青い滝が描かれているので、じっくりと味わいたいと思います。

それにしても、この障壁画を描くための画伯のスケッチ旅行はすさまじいの一言にかぎる。日本の山と海、中国の桂林、黄山、西域と縦横無尽、、天才は、才能のみにあらず、あらゆる自然を観察し続けた努力の果ての、結晶なんだな。祈りにも似た気持ちで、お会いしよう。

さて、その後の野辺山は・・・・(月曜日以降、報告)

 

 

 

今朝の、お月様とお天道様、に見送られて出かけます。

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