かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

スピードハイクでみちのく三陸トレイル前半を乗り切ろう

2019-05-03 16:46:52 | 日記
スタートは、50リッターザックに、テント、シュラフ、コッヘル、ガスカートリッジ、着替え、一眼レフカメラ、交換レンズ、カメラバックなどをつめこんで、重い.遅い.暑いにいささか苦しんだ。海岸線の舗装道路には、不似合いだ、とも感じた。(体の大きい外人さんは似合うんだよな…)

まともなテント指定地もないし、海抜ゼロ~10の海岸は、いわゆる被災地域であり、もはや白砂青松どころでなく、コンクリート擁壁と重機とバリケードの人工構造物で荒野の様相である。

そこで、方針転換。被害の大きく仙台から日帰りまたは、一泊程度で帰還可能のエリア、具体的には岩手県宮古市以南は、20リッタートレランザックという軽装のスピードハイクによりトレールし、ラストだけ、宮古から青森県八戸までは重装備で一筆書きでトレールしよう。

昨日、今日で牡鹿半島の海岸線コースをなぞり終えた。(金華山ペンディング)

被害の大きさにあらためて驚きと家族やふる里を失った人びとに哀悼を表したい。

が、にもかかわらず、何事もなかったように、碧さをたたえているふる里の海、花と新緑の野山と、絶え間なくあちこちで響いている小鳥の囀りに、今、生きていることの歓びを禁じ得ない。




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