かぜねこ花鳥風月館

出会いの花鳥風月を心の中にとじこめる日記

温泉が湧いている山小屋

2021-10-06 18:46:42 | 日記

山小屋で温泉に入れるところだったら、多少の出費は惜しまず泊まりたくもなる。これまで大雪の愛山渓、北八の本沢温泉、白馬の蓮華温泉、安達太良のくろがね小屋など、ほとんどが素泊まりだけども泊まらせていただいた。が、くろがね小屋を除いては、皆やや麓の登山基地的場所で営業しており、ほんとの山の中の温泉小屋はくろがね小屋だけだ。白馬槍小屋もあるが、オイラはテントを利用した。ここの露天は熱かったな。ただ、いいお湯には違いないが、たしかくろがね小屋の湯は、20時ころまでと制限されていたはずなので、朝も含めて、屈託なく山の湯を楽しむとなれば、本沢温泉の内湯のほうがよかったのかもしれない。少し歩けば、日本一高所の露天もあったし。山小屋ではないが、くろがね小屋の同宿者が那須の三斗小屋温泉の鄙びた旅館がいいなと言っていた。ここも、一度は訪れてみたいな。

吾妻小屋のオヤジさんの誘いで、明日からまた吾妻に入るが、その足で安達太良を縦走して来ようと思っているが、あいにく紅葉真っ盛りのこの季節、くろがね小屋は残念ながら満室であり、やや駆け足で麓の岳温泉に下るしかない。夕食のカレーが名物だという、くろがね小屋、来年あたりで改修のため閉じるのかもしれない。閉じる前にもう一度泊まっておきたいな。

      

             くろがね小屋の灯りとお星さま(2019.6)


深田日本百名山登頂の思い出    24 那須岳(1917米)

那須岳という山は存在せず、那須連峰という名もあまり聞かない。那須連山というのが一般的か。最高峰は、1917mの三本槍岳だ。オイラのメモによると、昭和54年5月に登ったとあり、記憶では、白河からバスで甲子温泉(かしおんせん)に行って北から縦走したのだと思う。那須を代表する茶臼岳まで行ったのかは、記憶が怪しい。茶臼岳へは、最初の沖縄勤務から戻った2006年以降の、いつだったか秋のまっさかりに、湯元から登って中ノ大倉尾根を下って北温泉に下った記憶がある。とにかく、紅葉が鮮烈に朱かった日だ。

トレランに夢中だったころ、2011年以降だったと思うが、那須連山を舞台にした長大なトレランが1回限り企画されたことがあり(レースの名を忘れた)、エントリーしたが完走はかなわないと思ったオイラは、数週間前、後半コースとなっていた沼の原から茶臼岳に登り、三斗小屋温泉を経由して沼の原に戻り、このレースのゴール地点の板室温泉まで駆け下りた。

その後開かれたレースは、大雨の日で、福島の二岐山から那須の甲子山に泥んこで走り込んだオイラは、大勢の遅いランナーと同じように第2関門の甲子温泉で制限時間に捕まった。その後も一日中雨で、大勢がリタイアした散々な大会だったという。沼の原を歩いていてよかったと思う。

まだ歩きたいのは、三本槍から大倉、三倉の尾根を経由し、会津側に下るコース。初夏ならばニッコウキスゲが風に揺られている気持ちのいい草原だとか。

            

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